FAAがSpaceXのFalcon 9打ち上げ施設SLC‑40に関する最終環境評価を公表。年間打ち上げ上限の引き上げ(50→120)や着陸ゾーン整備、関連する空域閉鎖などが承認候補となり、公聴会で意見が審議された。
ISROはGaganyaanの実物大クルーモジュールをヘリから投下してパラシュートで海上着水を確認する試験を実施。緊急脱出シミュレーション等も行い、無人試験機の飛行(2025年内予定)や2026–2027年の有人飛行に向けた追加試験が計画されている。
アークエッジ・スペースが『みちびき』を使った地域別潮位モデル整備の実証を開始予定。NASAは北極海氷の減少を示す画像を公開し、台風15号による九州接近や交通影響の報道もある。天文イベントではペルセウス流星群の写真や9/7–8の皆既月食の観測情報が出ており、日食地図の境界誤差問題の指摘も報じられている。
米宇宙軍はGEOで小型衛星を多数運用するPTS‑Gなどの計画を進め、防衛用途の耐性向上を図る。TelesatはDoD向けにLightspeed帯域を提案し、ULAや米軍関係者の発言・ポッドキャストで宇宙抑止や国家安全保障連携が強調される一方で、日本は「宇宙領域防衛指針」を策定して宇宙防衛の強化方針を示している。
上院での審議で元NASA長官らが、米国が中国に先んじて月面着陸するのは非常に難しいとの見解を表明。スターシップなど採用技術の複雑性・スケジュール遅延・資金や体制の課題が指摘され、Moon‑to‑Mars戦略の実行可能性が議論された。
ISSの外部/内部カメラによる高画質ライブ配信が継続されていると同時に、NASAとSpaceXはDragon宇宙船のドラコエンジンを用いた軌道上昇(再加速)テストを実施。Dragonによる一連燃焼でISS高度を維持する技術検証が行われ、関連映像や活動報告も公開されている。
SpaceXが連続でスターリンク衛星を打ち上げ(フロリダで28機、カリフォルニアで24機)し、ネットワークは8100機を超える規模に達している。スターリンクは高信頼・低遅延のブロードバンドを提供するサービスとして宣伝されており、ストリーミングやゲーム向けの導入例や料金情報も報じられている。
PERSEI Spaceの電気テザー技術がESAのフライトチケットイニシアティブに選定され、衛星の燃料を使わないデオービットや軌道移動を目指す軌道デモが2026年に計画されている。宇宙デブリ対策や衛星寿命延長のソリューションとして注目される。
SpaceNewsが2025 Icon Awardsのノミネーション受付を開始。複数の部門(個人、商業、技術、環境等)で推薦を募集しており、締切や授賞式の日程がアナウンスされている。
AscendArcが韓国KT Sat向け小型GEO衛星を受注し、AstroboticはAndøya Spaceと提携してノルウェーからの商業打ち上げを計画。Rocket Labの中型再利用ロケットNeutronに関する紹介もあり、商業打ち上げ・小型衛星ビジネスの拡大が進む。
アルテミス2クルーの活動として、乗組員が公開動画でフィットネス挑戦を実演するなど広報・訓練の露出が続く。NASA内ではRS‑25エンジン試験支援などを担当する職員の貢献も紹介されており、打上げは2026年見込みのまま準備が進む。
JWSTやALMAの観測で「バタフライ星雲」中心星の位置特定や塵成分の解析、直接撮像で見られる蝶形原始星IRAS 04302の円盤構造など多数の成果が報告された。加えてPismis 24の星形成領域観測、VLTで確認された若い原始惑星候補WISPIT 2b、超新星爆発直前の激しい核燃焼の証拠、LIGO/Virgo/KAGRAでの多数の重力波合体検出や新理論提案など、観測・理論両面で進展が相次いでいる。
JAXA宇宙教育センターが教員向け研修「宇宙の不思議をいつもの教室に!」を実施し、関連の活動報告や写真を公式で公開。大阪・関西万博の日本館イベント情報など、教育・展示を通じた普及活動が継続している。
イスラエルはOfek‑19偵察衛星をShavitロケットで打ち上げ、衛星は予定軌道へ投入されデータ送信を開始した。一部地域では打ち上げが迎撃ミサイルと誤認され短時間の混乱が生じたと報じられている。
研究チームがInSightの地震データから火星に固体核の存在を示唆する解析を発表。加えてESCAPADEミッションなど火星周辺の太陽風・磁場相互作用研究や、中緯度クレーターの氷蓄積履歴解析に基づく氷資源の古環境復元など、火星の内部・表層・環境理解が進展している。