EchoStarはFCCの調査に伴う周波数売却などで資産を圧縮し、現金・資本を厚くする方針転換を進めている。資産を軽くして資本効率重視の成長戦略へシフトする可能性が報じられている(関連記事は一部で取得エラーあり)。
米FAAは4月29日のFirefly Alphaロケット失敗の調査を終了し、打上げ再開を承認。調査は第一段分離直後の高温による第一段破断が原因と結論付け、Fireflyは熱防護強化と飛行プロファイル修正で再発防止を図る。次はAlpha Flight 7を予定。
カナダのMDA SpaceはTSX30入りし過去3年で株価が大幅上昇したが、EchoStar関連契約の取消し発表で約24%下落した。受注残は約46億ドルと安定要因であり、アナリストは長期回復と投資機会を示唆している。
Firefly Aerospaceは2025年9月22日(米市場終了後)に2025年第2四半期決算を発表予定。電話会議とウェブ配信が実施され、決算リリースや補助資料は投資家サイトで公開される見込み。
StarbaseではPad 2稼働準備、Flame Bucket起動やLOX移送などで試験準備が進む。Giga Bay基礎形成やShip/Boosterの整備、McGregorでのRaptor長時間燃焼試験など開発が続く一方、SpaceXはStarship運用拡大に伴いFalcon 9の打上頻度が当面ピークに達すると見ている。
Lunar OutpostはArtemis向け大型月面車LTV『Eagle』を開発中。Ryeの自律試験施設やMission Controlで設計と自律運転の成熟を進めており、PSR環境での長時間作業に対応する熱管理や作業アーム等を備える計画。また小型ローバーMAPPの再挑戦も予定。
ハッブル望遠鏡が葉巻銀河Messier 82(M82)の星形成領域を高解像度で撮影した画像を公開。M82は天の川の約10倍の速度で星を形成するスターバースト領域であり、今回の画像はその活発な星形成活動を示している。
Rocket LabはMidde River(MD)とLong Beach(CA)で再利用ロケットNeutron向けの大型複合構造を製造中。Long Beach、MD、VA、MSでエンジニアや技術者を募集中で、製造能力拡大と人材確保を進めている。
ESA長官は11月の閣僚会議に向け、宇宙を経済成長(年約10%)と地政学・防衛の観点から再評価する重要性を訴えている。ERS低軌道防衛コンステレーションや小型発射機の競争促進、商業化と国際協力の両立を推進する方針が示された。
ULAのAtlas Vが近日中にAmazonのProject Kuiper向け大容量ブロードバンド衛星の打上を予定。併せてULAは工場から発射台までロケットを輸送する専用船運用の映像を公開し、輸送工程や構造を紹介している。
NASAはケネディで欧州製サービスモジュールESM‑3を正式受領し、Artemis IIIに向けた重要な節目を迎えた。さらに宇宙飛行士による着陸機訓練の認定飛行が実施され、Artemis IIでは乗員と共に小型細胞チップによる深宇宙影響の実証が計画されるなど有人月帰還計画が進展している。
SpaceXはFalcon 9でNorthrop Grummanの大型補給船Cygnus XL(NG‑23)を予定通り軌道投入。搭載量は史上最多クラス(約4.9トン)で、ISSでのロボットアーム把持が予定される。Cygnus XLは貨物室延長で容量増、当面のAntares代替としてSpaceXとの打上げ契約が継続されている。関連映像が公開された。
Swissto12は初の小型静止衛星(GEO D2D)のPDR(基本設計審査)を通過したと報告。記事取得時に一部でレート制限(429)が発生している旨の注記あり。
SpaceXは9月13日にカリフォルニア州ヴァンデンバーグからFalcon 9でStarlinkの300回目の打ち上げを実施。打上げから62.5分後に24基の衛星を予定軌道へ投入し、第1段はOFIStillLoveYouに着陸。今年のFalcon 9打上げは多数に達しており、運用中のStarlink衛星は約8,300基を超える報告がある。
SpaceXは9月21日18:20(JST)にケープカナベラルSLC‑40からFalcon 9で28基のStarlink v2‑miniを低軌道へ打ち上げる予定。ブースターはB1085‑11の再使用、回収はASOG、フェアリング回収あり。ペイロード総重量は約16トンで、同社の累計打上げ回数に寄与するミッション。
モントリオールのGHGSatは9月15日に4,700万ドルの資金調達を公表。資金は衛星技術と解析のグローバル展開に充当予定。GHGSatは漏洩検知衛星を運用し、2026年に向け打上げを拡大する計画を持つ。
NASAの新解析では、1980年代から2008年にかけて太陽活動が低下し2008年に最小を記録した後、2008年以降は活動が徐々に増加していると示された。これにより太陽嵐やフレア等の宇宙天気事象が増加する可能性があり、今後の観測(IMAP等)でモニタリングが強化される見込み。
JWSTが観測した“小さな赤い点”は、初期の成熟銀河ではなく、超大質量ブラックホールが周囲のガスを包んで輝く『ブラックホール星』の可能性が示された。スペクトル解析により単一の天体と結論づけられ、初期の急速なBH成長を説明し得る新種の候補として注目される。
NASAは9月23日7:32 EDT(日本時間20:32)にケネディLC‑39AからSpaceX Falcon 9でIMAPと2機のライドシェア(Carruthers、NOAAのSWFO‑L1)を打上げる計画。IMAPはヘリオスフィアと宇宙天気の研究、SWFO‑L1は太陽風の連続観測と早期警報を担う。ライブ配信あり。
打上各社は需要増に対応して飛行回数の大幅増を目指す一方、一部は当初予測を下回る見通し。Blue OriginはNew Glennの生産自動化で高頻度化を目指し、ULAやArianespaceは計画を下方修正。今週はSpaceXが複数回の打上(Starlink等)を予定しているなど短期的な打上スケジュールが活発化している。
ispaceとUAEのOrbital Spaceは学生参加型月探査ミッションに関してMoUを締結。Orbital Spaceは国際コンペやペイロード輸送費支援・広報を行い、ispaceは技術評価と月輸送サービスの提供を検討する。民間月輸送を教育資源に活用する新たな試み。
JAXAは『きぼう』日本実験棟のJ‑SSOD#32から複数の超小型衛星(例:STARS‑Me2、RSP‑03、GHS‑01、DRAGONFLY等)を放出。放出の模様はJAXAのイベントライブチャンネルで配信され、紹介→Go/No‑Go→放出→リプレイの流れで公開される予定(公開日は9月13日等)。
SpaceXは9月18日05:30EDT(日本時間18:30)にSLC‑40からFalcon 9で28機のStarlink v2‑miniを搭載したStarlink 10‑61ミッションを打上げる予定。ブースターB1092‑7でJRTI着地、フェアリング回収あり。打上げ後に衛星数が増加する見込み。
Isar Aerospaceの初号機Spectrumは離昇約30秒でFTS(飛行終了システム)が作動し海へ落下。原因は姿勢制御喪失と打上げ前のベント弁誤開放とされ、同社は姿勢モードのモデル改修と弁のソフト制御対応を行い、年末〜翌年初の再打上げを目標にしている。
NASAはマーシャル宇宙飛行センター向けの安全・ミッション保証サービス契約(SMAS II)でヒューストン拠点のBastion Technologiesを選定。契約は最大4億ドルのIDIQで段階移行後ベース4年、2034年まで延長可能。マーシャル等複数拠点を支援する小規模事業者向けのセットアサイド枠。
米空軍研究所(AFRL)は、ロケットを用いて物資を1時間以内に世界中へ輸送するREGAL計画のパートナーとしてBlue OriginとAndurilを選定。Blue Originは地点間輸送、Andurilは輸送コンテナ/再突入システム設計や解析を担当し、宇宙経由高速P2P輸送の実現を目指す。
火星のオーロラが地上(ローバー)で可視光として初めて観測され、研究チームは速いコロナ質量放出(CME)を指標に到来後にローバーでの観測を予測する手法を開発。到達前に観測命令を送る運用の試行で複数回の捕捉に成功したが発現の不確実性は残る。
火星探査車Curiosityはマウントシャープのボックスワーク地形で複数地点(“Chango”“Quechua”“Tarata”等)の化学・鉱物解析を継続中。LIBSやMastcamを用いた遠隔観測や静気象観測も実施し、地形や風成地形の調査を進めている。
Starlinkはナイジェリアの主要都市で容量超過により新規申し込みを停止し、待機リストとデポジット制を導入。昨年の帯域・規制問題や料金改定で利用者変動があり、アフリカ展開では容量・規制・コスト面の課題が残る。一方で短時間で接続を強調するマーケティングも継続されている。
Pale Blueは水を推進剤とするイオンエンジンPBIの軌道上作動に世界で初めて成功。PBIは高効率で無毒な水を推進剤とし、小型衛星への適用やデブリ対策での軌道離脱に貢献する可能性がある。D‑Orbitとの打上げ契約や学会での報告も実施。