AstraがRocket 4の初飛行を2026年夏にケープカナベラルから実施する目標を公表。第一段に42,000lbf級エンジン2基、上段にUrsa Major製Hadleyを搭載し、LEOへ約750kg投入、打上げコストや多拠点展開モデルを想定している。
2025-09-18にケープカナベラル(Pad 40)からFalcon 9が28基のStarlink(Starlink-302 / 10-61)を打ち上げ、1段目ブースターB1092が無人艦「Just Read the Instructions」へ着艦。衛星展開は成功し、ミッション終了を報告。
新研究は、3I/ATLASのような星間天体が若い星の原始惑星系円盤へ捕捉され『種』を与え、成長の障壁を越えて惑星形成を早める可能性を提案。特に質量の大きい恒星周辺での捕捉が多く、ガス巨星形成の一因を説明する観点が示された。
HAPS(高高度擬似衛星)分野でAalto、Sceye、Aerostarらが長期日夜飛行実証を進め、商用サービス化に接近。運用記録や資本投資、直接端末接続や災害対応等で需要が拡大する一方、量産と規制対応が課題となっている。
NASA(NExScI)による系外惑星の公式確認数が6,000個台に到達(報告例では6,007)。さらに8,000以上の候補が確認待ちで、発見ペースは加速。今後の重点は岩石惑星の大気中バイオサイン探索や直接観測技術の開発とされる。
東京大の分析で、はやぶさ2試料と隕石のルテチウム176/Hf比からリュウグウ母天体は形成後10億年以上にわたり大量の氷を保持し、後の衝突で液体水流がルテチウム移動を引き起こした痕跡が示された。含水率は従来より高く推定され、地球への水供給量の見直しにつながる可能性がある。
ハッブルが白色矮星周辺で冥王星類天体(外縁で形成されたエキソ‑冥王星)の破片の降着を紫外観測で検出。分光で水氷や窒素などの成分が確認され、今後JWSTでの赤外追観測が計画されている。
IMAP、SWFO‑L1、Carruthers Geocorona Observatoryの3ミッションが1基のFalcon 9で同時打ち上げ予定(9/23発表・科学説明あり)。Astrotechで二次ペイロードアダプタへの統合が完了、打上げ・科学目的(太陽・宇宙天気・地球周辺観測)について関係機関が説明している。
ESAがGaia観測データを用い、太陽から半径約4000光年以内の星形成領域(オリオン大星雲、北アメリカ星雲、干潟星雲など)を巡る3D再現動画を公開。4,400万個の星とO型87星のデータを用い、大規模計算で作成。将来的にさらに遠方へ拡張予定。
ISS上での実験で、骨細胞の微小重力下での処理や、造血幹・前駆細胞(HSPC)がDNA損傷やテロメア短縮など老化様変化を示す結果が報告。微小重力と放射線が主因とされ、一部は地上の若い環境で回復を示す例もあり、長期宇宙滞在対策研究に寄与する成果。
Hubble NetworkがシリーズBで7,000万ドルを調達し、4年未満で累計調達額が1億ドルに到達。調達により事業拡大や技術開発を加速する見込み。
Novaspaceは地球観測衛星市場で防衛・安全用途が収益の大半を占めるとの予測を示すとともに、2026年5月にフランス・トゥールーズで初の『Space Summit for a Resilient Future』開催を発表。市場動向とレジリエンス強化が議題となる。
CRS‑23 Cygnus XL「S.S. William McCool」が9月中旬に打ち上げられ、ISS付近で主要エンジンの早期停止が2回発生して到着が遅延したが解析でソフトウェアの保守的警告と判断。カナダアーム2で乗組員が捕捉・取り付けを実施し、約5,000kg(報道では約11,000ポンド)級の物資・研究機材を搬入、春までステーションに滞在予定。
米宇宙軍/SDA関係者は、急増する衛星と対衛星能力により現行追跡や判断が遅く危険であると警告。SDA能力刷新や人員・訓練・手続き強化、民間連携の深化が必要とされる。一方、米宇宙軍は迅速供給のため調達と運用を結ぶ『System Delta』を設置・再編して現場支援を強化する方針を示している。
Artemis IIの宇宙飛行士が月周回ミッション(最短2026年2–4月窓想定)に向けた着陸模擬訓練やヘリ操縦訓練を実施。SLS/Orionは性能・信頼性・安全性向上の改良が進められ、乗員の生体データ収集(血液・尿・唾液、臓器チップや個人線量計等)による医学研究計画も公表されている。
ElevationSpaceがプレシリーズBで11億円を調達し、累計約37億円に到達。資金で無人回収プラットフォームELS‑Rや高頻度回収サービスの開発、再突入衛星「あおば」フライトモデル製造を加速。組織拡大や試験・耐熱材料共同開発も進む。
千葉のPale BlueがSBIRフェーズ3で事業フェーズ2へ移行が認められ、超小型水イオンスラスター(10–100kg機向け)とホールスラスター(100–500kg機向け)を開発。2027年までの宇宙実証を目標に、地上試験・詳細設計を進める計画。
NASAのLucy探査機が撮像した小惑星Donaldjohanson(約8km)の地形について、国際天文学連合(IAU)が11か所の地名を承認。発見者ドナルド・ジョハンソンや古人類学にちなむ命名で、ルーシーは2033年までの長期トロヤ群探査計画の一部。
ヴァンデンバーグのStarlink(Starlink‑302 / 17‑12 想定)打ち上げは最終カウントで天候のためスクラブ/見合わせに。打上げ再調整や天候監視の状況が伝えられている。
イベントホライズンテレスコープ(EHT)がM87*で、2017〜2021年に偏光パターンが反転する動的変化を観測。事象の地平面近傍での激しい乱流と磁場構造の変化、そしてフォトンリングの大きさの一定性などが示され、ジェット根元の兆候も観測された。
BlackSkyのCEOはNGAのLUNO契約獲得や、Gen‑3衛星(35cm解像度)やAIによる解析でリアルタイム性向上を図る方針を説明。商業・主権用途での低遅延化や製造と解析の統合が進む見込み。
2025年の北極海夏季最小面積は9月10日に到達と見られ、観測記録で過去10番目前後の小ささ(約460万平方km/報告差あり)。長期的に減少傾向が続き、衛星観測で氷厚等の計測も継続されている。
JAXAは2010年打上げの金星探査機「あかつき」について、2025年9月18日に停波作業を実施して運用を終了。2015年以来の観測で山岳波発見やスーパーローテーション研究などの成果を挙げたが、2024年4月の姿勢制御不調以降復旧は困難と判断された。
SpaceXのShip 38がスターべースPad 1へ移送され、OLM(Orbital Launch Mount)上で静的着火(Static Fire)試験や加圧・エンジン試験の準備が進行。Ship 38はBlock 2設計で、Flight 11に向けた重要マイルストーンと位置付けられている。移送や夜間の設置の撮影映像も公開された。
小型静止衛星セクターで垂直統合の潮流が進む。企業による端末・周波数統合や製造・ソフト戦略の差異(下流統合、ハード外注+ソフト提供、ペイロード特化など)が報告され、各社の成長戦略の違いが鮮明化している。
Blue Originは約4週間の遅延後にNew Shepard NS‑35をテキサスから打ち上げ。カプセルはNASA TechRise等を含む40件超の科学・教育ペイロードを搭載し、ブースターは地上着陸、カプセルはパラシュートで回収。ミッションは計測値で約104km到達などの飛行記録が報告された。
Rocket LabがMiddle River(MD)のSpace Structures ComplexでNeutron向けの炭素繊維複合構造部品の製造を進め、再利用ロケット用として最大級の複合部品を生産中。人材募集も行われている。
HawkEye360のCluster12衛星が較正・就役を終え、大規模コンステレーションへの統合が完了。これにより信号検出や監視能力が向上し、フル運用能力へ到達したと報告された。
小惑星2025 FA22(直径はワシントン記念塔ほどの範囲)が2025-09-18に地球から約84万kmまで接近。発見はPan‑STARRSでPHA分類。安全な距離の接近で観測配信案内などが行われた。
ポーランドが約20億ズロチ(約€470M)を投じて6基の安全通信衛星と地上網を整備し、EUのIRIS2への追加貢献とする計画を発表。軍・警察向けの主権的通信確保や国内企業参入促進が目的で、Creotechへ初期3機を発注(2027年打上げ目標)など資金配分が示された。