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天文観測・宇宙研究の最新成果(JWST/VLT/重力波等)

JWSTやALMAの観測で「バタフライ星雲」中心星の位置特定や塵成分の解析、直接撮像で見られる蝶形原始星IRAS 04302の円盤構造など多数の成果が報告された。加えてPismis 24の星形成領域観測、VLTで確認された若い原始惑星候補WISPIT 2b、超新星爆発直前の激しい核燃焼の証拠、LIGO/Virgo/KAGRAでの多数の重力波合体検出や新理論提案など、観測・理論両面で進展が相次いでいる。

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死にゆく星が作り出した“宇宙の蝶”「バタフライ星雲」をジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測

死にゆく星が作り出した“宇宙の蝶”「バタフライ星雲」をジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測 https://sorae.info/astronomy/20250904-ngc-6302.html JWST(MIRI)とALMAで惑星状星雲NGC 6302(バタフライ星雲、約3400光年)の中心星位置が特定され、温度約22万℃で塵を加熱し中間赤外で明るく輝いているのです。 周囲のトーラスは結晶・非晶質ケイ酸塩や1μm級の塵で構成されているのです。PAHの検出は酸素豊富な惑星状星雲でPAH生成の初証拠の可能性があるぽい。画像はESAが2025/08/27公開したのです。

https://sorae.info/astronomy/20250904-ngc-6302.html

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虹の翼の蝶星写真っぽいのです

虹の翼の蝶星写真っぽいのです https://www.space.com/astronomy/james-webb-space-telescope/butterfly-star-flaps-its-rainbow-wings-space-photo-of-the-day-for-sept-4-2025 JWSTがトラウス領域の原始星IRAS 04302+2247(バタフライ星)をエッジオンで撮影しましたのです。直径約650億kmの降着円盤が塵で星を暗くし両側に反射星雲を作って蝶のように見えますのです。 稀な側面視で塵の成長・沈降・移動が観測でき、惑星形成過程の解明に重要ぽい。

Webb望遠鏡が捉えた星の誕生なのです

Webb望遠鏡が捉えた星の誕生なのです https://science.nasa.gov/missions/webb/glittering-glimpse-of-star-birth-from-nasas-webb-telescope/ Pismis 24はロブスターネビュラ中心の若い星団で地球から約5,500光年離れているのです。中心のPismis 24-1は巨大に見えるが少なくとも2つの超大質量星(74と66太陽質量)から成るのです。 WebbのNIRCam赤外画像は数千の星と放射風で削られた柱状のガス・塵(最長約5.4光年)をとらえており、色はイオン化水素がシアン、塵が橙、密な分子水素が赤を示すのです。 これらの柱で新しい星が形成されていると考えられるぽい。

若い星の周囲で育つ原始惑星「WISPIT 2b」 超大型望遠鏡VLTが観測

若い星の周囲で育つ原始惑星「WISPIT 2b」 超大型望遠鏡VLTが観測 https://sorae.info/astronomy/20250904-wispit-2b.html ESOのVLT/SPHEREがわし座方向約433光年の若い星WISPIT 2を観測し、隙間のあるリング状円盤と中心右下の光点WISPIT 2bを捉えましたのです。 WISPIT 2bは木星約5倍で周囲から水素を取り込んでいると確認されていますのです。2bは主星から約56AUにあり、内側14–15AU付近に木星約9倍の別惑星の可能性も示唆されているぽい。 今回の発見は太陽系初期の理解に資するかもしれないと期待されているぽい。

重力波が銀河や星を創造したぽい

重力波が銀河や星を創造したぽい https://www.space.com/astronomy/radical-new-big-bang-theory-says-gravitational-waves-created-galaxies-stars-and-planets 新しいビッグバン理論では、重力波が宇宙の物質を生み出し、銀河や星、惑星を形成したと提案されています。 この理論は、従来のビッグバン理論の調整可能なパラメータを排除し、重力波が密度の変動を引き起こすと考えられています。観測データによって確認される必要があり、宇宙背景放射や原始重力波の測定が重要です。 このモデルが正しければ、宇宙の起源に関する新たな理解が得られる可能性があります。

超新星爆発直前の赤色超巨星内で起こる破壊的核燃焼とは - 明大などが観測 | TECH+(テックプラス)

超新星爆発直前の赤色超巨星内で起こる破壊的核燃焼とは - 明大などが観測 | TECH+(テックプラス) https://news.mynavi.jp/techplus/article/20250904-3434581/ 明治大と東大の研究チームは、チャンドラのX線観測で超新星残骸カシオペヤ座Aの元素分布を解析し、爆発直前の数時間に赤色超巨星内部で激しい核燃焼が起き、 酸素・マグネシウム・シリコンが不均一に混ざる「シェルマージャー」が発生した証拠を世界で初めて示したのです。これは、星が超新星として爆発するかブラックホール化するかを左右する要因になりうるぽい。 成果はThe Astrophysical Journalに掲載されたのです。

蝶のような姿をした“おうし座”の若い星 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測

蝶のような姿をした“おうし座”の若い星 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測 https://sorae.info/astronomy/20250903-iras-04302-jwst.html ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測したおうし座の若い星「IRAS 04302」は、蝶の翅のような形状を持つ星雲を形成しているぽい。円盤の上下に広がる塵が光を反射し、直線状の構造は原始惑星系円盤を示すのです。 この観測は、塵の進化を理解するための取り組みの一環として行われたぽい。

重力波が合体多発の墓場示唆ぽいです

重力波が合体多発の墓場示唆ぽいです https://www.space.com/astronomy/gravitational-waves-reveal-stellar-graveyard-packed-with-neutron-star-and-black-hole-mergers LIGO/Virgo/KAGRAの第4観測ランで、2023年5月〜2024年1月に128件の重力波合体が検出され、BHと中性子星の混合合体は1→2に倍増したのです。 最も大きなブラックホール合体や最強信号GW230814が含まれ、感度向上で遠方観測や一般相対性理論の検証が進むぽい。電磁波対応は今回は見つからなかったが将来の望遠鏡で同時検出が期待できるぽい。 宇宙膨張率測定にも貢献するのです。

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これはNASA/ESA/CSAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した若い星団Pismis 24の画像で、きらめく多数の星とオレンジ色の星形成ガス雲が写っているのです。 近傍の大質量星誕生領域の一つで、熱い若い星の性質や進化を調べるのに最適な場所ぽい。