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天文・惑星科学の注目観測・研究

ESOのVLTが記録的に長い反復性を示すGRB 250702Bを観測して原因解明へ追加解析が必要と報告、ハッブルが星形成領域N11の鮮明画像を公開、JAXAのXRISMが小質量ブラックホールの高速噴出を明らかにした。加えてPerseveranceのサンプル分析記者会見(9/10予定)や火星探査の現地探査進展、TRAPPIST-1eの大気探索、彗星C/2025 A6や全天監視での探査可能性、アポフィス接近に向けた観測ミッション案など、複数の短期的観測・研究成果・計画が報じられている。

関連するニュース
若き星々が照らす幻想的な光景 ハッブル宇宙望遠鏡が観測した星形成領域「N11」

ハッブルが撮影した約16万光年先の星形成領域N11のクローズアップで、若い高温大質量星がガスと塵を青白く照らし濃密部がシルエットになる幻想的な光景なのです。 ACS(2002-03)は若い星のカタログ化、WFC3(2022-23)は塵豊富な雲に焦点を当てた観測なのです。画像はESAが2025年9月8日に公開し宇宙塵の新たな視点をもたらしたぽい。

https://sorae.info/astronomy/20250909-lmc-n11.html

sorae.info /

未知の反復ガンマ線バースト発見ぽい

GRB 250702Bはこれまで記録された中で最長かつ反復する異例のガンマ線バーストで、ESOがVLTで観測し「これまでに見られたものとは異なる」と報告しているのです。原因は不明で追加解析が必要っぽい。

NASAが新発見を発表するのです

NASAは9月10日11:00 EDTに、Perseveranceが2024年7月にNeretva Vallisで採取した岩石「Sapphire Canyon」の分析について記者会見を行うのです。 配信はNASAのサイトで行われ、報道関係者は電話質問のため開始2時間前までにRSVPが必要なのです。Perseveranceはこれまでに30個のサンプルを採取し、空のチューブが6本残っているのです。 ローバーは気象観測や宇宙服素材試験も行っているのです。添付画像は火星の地表とPerseveranceの姿に見えるぽい。

小型BHは食べ方が乱雑と発見されたぽい

JAXAのX線望遠鏡XRISMが観測した連星4U 1630-472で、小質量ブラックホールが伴星から奪った物質の多くを光速の約3%(時速約3,200万km)で噴出し“散らかして”しまうことを明らかにしましたなのです。 これにより巨大ブラックホールが銀河進化へ与える影響解明に新たな手掛かりが得られるぽい。観測は2024/2/16で研究はAstrophysical Journal Lettersに掲載なのです。 NASAの予算削減が今後の調査を脅かす可能性があるのです。

TRAPPIST-1e生命、JWSTで検証ぽいです

TRAPPIST-1eは地球サイズでハビタブルゾーンの惑星なのです。JWSTのトランジット観測で大気を探し、赤色矮星のスポットによるデータ汚染を補正したのです。 解析は窒素など重い二次的大気の存在か裸岩かの二択が残ったぽい。今後観測を4回から約20回に増やす計画なのです。

暗黒物質を“燃料”にする「暗黒矮星」の存在が予測される

ダラム大の研究は、褐色矮星がWIMPを大量に取り込むとWIMPの対消滅で光る「暗黒矮星」へ進化する可能性を示しましたぽい。必要な暗黒物質密度は宇宙平均の約10億倍で銀河中心などに限られるぽい。 リチウム検出で識別でき、発見はWIMPの手掛かりになるのです。

パーセヴェランスがメガブレッチアと遭遇ぽい

Perseveranceがソロヤ尾根北西でメガブレッチア領域に入り、多様な大岩を系統的に探索し始めたのです。これらは古代の小惑星衝突でできた混合岩で、巨大なIsidis衝突に由来する可能性があるぽい。 深部地殻由来の塊や、これまでのデルタ・火山堆積より古い岩を含み、古代の水の有無や火星初期史解明に重要ぽい。添付画像は荒涼とした丘陵地帯を示しているぽい。

9月9日未明、流星群が極大なのです

9月5日〜21日に活動するSeptember Epsilon Perseidsは未知の彗星残骸が原因で、9月9日未明に極大を迎えるのです。2025年は9日8:00 EDT(12:00 GMT)に極大で、最大毎時約5個見えるぽい。 放射点はペルセウス座アルゴル付近で、明け方が観察に最適、月明りで見えにくくなるぽい。暗順応30分がおすすめなのです。

レモン彗星、肉眼で見えないっぽい

彗星C/2025 A6(Lemmon)が内太陽系へ接近中で、双眼鏡や小望遠鏡で見やすく、暗い場所なら一時的に肉眼で見える可能性があるぽい。 マウントレモン調査で発見、近日点は11/8、地球最接近は10/20(約55.41百万マイル)なのです。軌道周期は約1350年で木星接近により約200年短縮されたのです。 明るさ予想は+4〜+5(楽観)〜+7.3(慎重)と分かれており、光害で見えにくい場合があるぽい。写真では緑がかった頭部が確認されているのです。

訪問恒星間彗星のフライバイは実現可能ぽいのです

SWRIの研究は、現行技術で星間彗星へのフライバイが実行可能で費用も手頃なのです。3I/ATLASは迎撃範囲内と示される一方、ハイパーボリック軌道のため軌道投入は現状困難なのです。 全天サーベイの稼働で発見が増えるぽい。

中国、アポフィス接近でフライバイ提案ぽい

中国の研究チームが、2029年4月13日に地球に接近する小惑星アポフィスを太陽―地球L1のハロー軌道待機パスファインダー機で接近直後にフライバイする構想を提案しているのです。 主機44kg+8kgキューブ衛星でカメラ・レーダー等を搭載し、物質移動や塵活動、地球磁気圏との相互作用を観測する予定で、国際協力を模索しているぽい。CROWN探査網と連携し惑星防御資産となる可能性があるぽい。