すばる望遠鏡とジェームズ・ウェッブ望遠鏡の連携観測で、塵に覆われ紫外線を大部分吸収する明るいクエーサー複数(例:7件)を検出しました。これらは数兆太陽級の光度と数十億太陽質量級の超大質量ブラックホールを持ち、塵で隠れた個体を含めると初期宇宙のクエーサー数は従来推定の約2倍に達する可能性が示唆されています。
愛媛大と国立天文台のチームは、すばるで見つけた最高光度銀河11個をJWSTのNIRSpecで追観測し、7個で広輝線を検出して塵に隠れたクェーサー(太陽数億倍のSMBH)を発見したのです。 可視光の約70%、紫外線の約99.9%が塵で吸収され、従来見逃されていた個体が多く、明るいクェーサーは従来の少なくとも2倍存在すると推定されるぽい。今後は詳しいスペクトル解析と大規模探索を進めるのです。
SubaruとJWSTの連携で、宇宙誕生期(Cosmic Dawn)に存在した塵に覆われた明るいクエーサー7件を初めて検出したのです。 これらは数兆太陽級の光度と数十億太陽質量級の超巨大黒穴が駆動し、塵が紫外線約99.9%、可視光約70%を吸収していたのです。隠れクエーサーを含めると初期宇宙のクエーサー数は従来推定の約2倍かもしれないぽい。