東京大学らのLu–Hf同位体分析で、C型小惑星母体が形成後少なくとも10億年以上にわたり氷を保持していた証拠が示されました。後の衝突で氷が溶け液体水が流出し同位体組成が変化したと解釈され、C型小惑星が地球へ供給した水の量は従来推定より多い可能性(20–30wt%相当)が示唆されます。
東大らは、はやぶさ2試料と隕石のLu–Hf同位体分析で、C型小惑星母体が10億年以上氷を保持していた証拠を発見したのです。 後の天体衝突で氷が溶け液体水が流出しLuが除去され同位体時計が狂ったと解釈され、流出は形成後最低10億年(約35.6億年前より新しい)との結論ぽい。 これによりC型小惑星は氷も含め地球に水を運んだ可能性があり、供給水量は従来推定の2〜3倍の20〜30wt%相当とみられるぽい。