東京大の分析で、はやぶさ2試料と隕石のルテチウム176/Hf比からリュウグウ母天体は形成後10億年以上にわたり大量の氷を保持し、後の衝突で液体水流がルテチウム移動を引き起こした痕跡が示された。含水率は従来より高く推定され、地球への水供給量の見直しにつながる可能性がある。
東京大の研究で、はやぶさ2試料と隕石のルテチウム176/Hf比を測定したところ、リュウグウの母天体は形成後10億年以上(約35.6億年前以降)まで大量の氷を保持し、 後の衝突で液体水が流れてルテチウムが移動した痕跡が見つかったぽい。これにより炭素質小惑星の含水率は従来の2〜3倍の20〜30%と見積もられ、地球へ供給された水量も大幅に増える可能性が示唆されるぽい。 水の行方(マントル内貯留や宇宙逸失など)は未解決で、今後の課題なのです。