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天文学・宇宙論分野の観測成果と恒星間天体

複数の新観測成果が報告。ハッブルが巨大渦巻銀河UGC 2885を記録、JWSTがSgr B2を撮像、EHTはM87*降着円盤の磁場反転を報告、ALMA等は遠方銀河HerS‑3のアインシュタイン・クロスを検出、GRB 230307Aの高周波準周期振動でミリ秒マグネターの証拠、恒星間天体3I/ATLASの話題化などがあり、系外物質や重力/宇宙論の手がかりが増えている。

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別名“ルービンの銀河” ハッブル宇宙望遠鏡が観測した渦巻銀河「UGC 2885」

ハッブルが撮影した渦巻銀河UGC 2885(ルービンの銀河)はペルセウス座方向約2億光年先にあり、直径は天の川の約2.5倍、星の数は約10倍の巨大銀河なのです。 数十億年にわたり大規模衝突を経験しておらず、宇宙のフィラメントから取り込む水素で穏やかな星形成を続けていると考えられるぽい。 中心の超大質量ブラックホールは静かだがAGNとして活動している可能性もあるぽい。画像は2020年に公開されたなのです.

https://sorae.info/astronomy/20250925-ugc-2885.html

sorae.info /

アインシュタイン十字と暗黒物質塊発見なのです

ALMA・NOEMA・VLA・HSTで観測された遠方銀河HerS-3(約116億光年)が、手前の銀河群(約78億光年)によって5つの像を結ぶ希少なアインシュタイン・クロスを形成して見つかりましたのです。 中央の第5像が明るく、可視銀河だけでは説明できず群中心に数兆太陽質量の暗黒物質ハローが必要だったのです。増倍率で星形成や超新星の時間遅延が観測できればハッブル定数に制約を与える可能性があるぽい。

ハッブルが「葉巻」を撮影したぽい

ハッブルが撮影したシガー銀河(M82)の画像は、ガスや塵に包まれた活発な星形成領域をとらえているのです。M82は天の熊座にあり約1200万光年離れ、銀河系の約10倍の速さで星を作るスターバースト銀河なのです。 こうした極端な活動はスーパー星団と大量のガス流出を生み、ハッブルやジェームズ・ウェッブの観測が星形成過程解明に役立つっぽい。

ブラックホールの磁場が反転したぽいのです

M87銀河中心の超大質量ブラックホールM87*の降着円盤で、EHTの2017–2021年観測により磁場が数年で逆転したと報告されていますのです。2018年に弱まり、2021年に完全反転したのです。 既存理論では説明できず再考が必要ぽい。添付画像は血圧測定の写真に見えますぽい。

JWSTが銀河最大の星形成雲撮影なのです

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がNIRCamとMIRIでいて座B2(Sgr B2)分子雲を撮影しましたのです。報道ではこれが天の川で最大級の星形成雲と紹介されているぽい。 映像はVideoFromSpaceが2025-09-24に公開したものぽい。

HKUら、新生中性子星の初心拍検出ぽいです

HKUらの研究チームは、GRB 230307Aで909 Hzの準周期振動(160 ms)を検出し、新生のミリ秒磁気星(ミリ秒マグネター)が放射を駆動した最初の直接証拠を得たのです。 観測はGECAMとFermiで独立確認され、磁場支配のポインティングフラックスジェットや短時間で信号が隠れる理由が提案されたぽい。成果はNature Astronomyに掲載されたのです。

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史上3番目の恒星間天体3I/ATLASが発見され、話題になっているぽいです。長周期彗星探査計画Comet Interceptorは恒星間天体をフライバイ対象に想定しており、1000km近傍で観測できれば大きな成果になるぽいです。 ただしフライバイ可否は軌道次第で、3I/ATLASは待機中でもフライバイできない“ハズレ”軌道と判明しているのです。プロジェクトは本番で“アタリ”を得るため準備を続けているぽいです。

恒星間天体3I/ATLASはコマを持つため彗星と呼ばれますが、CO2に富み太陽系の彗星とは異なるっぽい。 彗星は形成時の物質を冷凍保存した“宇宙のタイムカプセル”で、リュウグウの試料は母天体で加熱変成を受けた痕跡がありました。 誕生前の情報を得るには未加熱の彗星核サンプルが必要であり、次世代小天体サンプルリターン探査を提案していますのです(嶌生 有理、宇宙科学プログラム室 主任研究開発員)

観測史上3例目の恒星間天体が発見されましたのです。速く珍しい“太陽系への訪問者”をより近くで観測できるかは現在検討中ぽい。 ESAとJAXAの「Comet Interceptor」ミッションや将来計画について研究者がコメントしていますのです。添付画像は3I/ATLASの観測写真(ESA/Las Cumbres Observatory、2025-07-02のクレジット表記あり)ですのです。