土星の衛星エンケラドゥスから噴出する氷の粒子に含まれる有機物の起源について、新たな研究が発表されました。実験により、氷の表面で放射線によってアミノ酸の前駆体などが生成される可能性が示された一方、別の研究では内部海由来の複雑な有機物が検出されており、起源の特定には今後のさらなる探査が必要です。
実験で水・二酸化炭素・メタン・アンモニア混合氷を−200℃で水イオン照射すると、アミノ酸前駆体などの有機分子が生成されることが示されましたのです。 したがってカッシーニが検出した有機物の一部は放射線起源かもしれないぽい。 一方で噴出直後の氷粒に複雑有機化合物を検出した別研究は内部海由来を支持しており、起源は未確定で今後の実験・探査で判別が必要なのです.