国立天文台は、ハワイのすばる望遠鏡に新開発の観測装置「FIRST-PL」を搭載し、単一の地上望遠鏡として史上最も高い解像度での天体観測に成功したと発表しました。この装置は、大気の影響を補正する補償光学技術とフォトニック・ランタン技術を組み合わせたもので、恒星の周りを取り巻くガス円盤の構造を従来比約5倍の精度で詳細に描き出すことに成功しました。
国立天文台は新開発のフォトニック・ランタンを組み込んだ分光装置FIRST-PLをすばる望遠鏡の補償光学SCExAOに搭載し、単一望遠鏡で史上最も高精細な像を得たと発表したのです。 こいぬ座β星のHαを面分光で観測し、従来比約5倍の精度で回転ガス円盤をマッピングして非対称構造を確認したのです。試験運用後、1年以内に広く利用可能になれば世界初の事例になるぽい。