日欧共同開発の地球観測衛星「EarthCARE」の全観測データ提供が開始され、気候変動や気象予測の精度向上への貢献が期待されています。
日欧共同開発の地球観測衛星「アースケア」の全観測データが12月1日から一般公開されるのです。この衛星はJAXAとESAが開発し、2024年5月に打ち上げられました。 これまで単体の観測データが中心でしたが、今後は複数の観測装置を組み合わせたより精密なデータが提供されるのです。これにより、気候変動や気象予測の精度向上に貢献すると期待されています。 特に、雲の構造や雨粒の速度を計測できるレーダー観測は世界初とのことです。データはJAXAやESAのウェブサイトから取得可能で、IPCC第7次評価報告書にも活用される予定なのです。
JAXAは、雲エアロゾル放射ミッション「EarthCARE」衛星の全観測データ提供開始に関する記者説明会を2025年11月27日に開催するのです。 登壇者にはJAXAの丸山氏、久保田氏、東京大学の佐藤教授が名を連ね、ESAのフロムクネヒト氏、ECMWFのホーガン氏からのビデオメッセージもあるっぽいのです。 このミッションは、雲とエアロゾル、放射の関係を明らかにするものと考えられます。