Virgin Galacticはローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)と提携し、次世代画像取得技術の評価を行うCRADAを締結した。
韓国は2030年代の火星周回、2045年の着陸を目指す計画を発表し、SpaceXとの連携も検討している。また、民間企業InnospaceのHanbit-Nanoロケットの打ち上げ準備も進められている。
MROによる火星表面の10万枚目の撮影、IXPEによる活動銀河核の観測、Landsatによる地球観測など、多岐にわたる科学成果が報告された。
米宇宙コマンドとフランスは、軌道上での接近・ランデブー(RPO)を含む動的宇宙作戦の実証「Operation Olympic Defender」を完了した。
カナダ国防省は新しい宇宙指揮統制(C2)計画を進めている。また、2025年には多数のカナダ衛星が打ち上げられた。
NASAなどは、太陽系外から飛来した3例目の星間天体「3I/ATLAS」を発見した。12月19日に地球に最接近する予定で、ジェミニ北望遠鏡などが観測を行っている。
Starfish SpaceとImpulse Spaceは、軌道上での自律接近・撮影・退出を行うRPOミッションの実証に成功した。
ロシアはバイコヌール宇宙基地のソユーズ発射台で損傷したサービスプラットフォームを修復する計画を進めている。
ULAはケープカナベラルからAtlas Vロケットを打ち上げ、Amazonの低軌道通信衛星「Project Kuiper」(Amazon Leo)27基の軌道投入に成功した。
IIJは三菱HCキャピタル等と共同で、気象衛星ひまわり9号・10号の運用PFI事業を受託した。
Vastは2026年に打ち上げ予定の商業宇宙ステーション「Haven-1」での実験提案を募集している。
NASAのIMAPミッション搭載機器やCarruthers Geocorona Observatoryがファーストライトを取得し、観測準備を進めている。
インドの宇宙状況監視(SSA)企業DigantaraはシリーズBで資金を調達し、米国展開やミサイル警戒衛星の打ち上げ計画を進めている。
Rocket LabはElectronロケットにより、米宇宙軍とNASAの円盤型衛星「DiskSat」4基を打ち上げるミッション(STP-S30)の準備を進めている。
ISSは有人滞在25周年を迎え、環境管理や医学研究などの科学運用を継続している。また、ソユーズMS-28が到着し、新たなクルーが任務を開始した。
SpaceXはフロリダ(Starlink 6-99)とカリフォルニア(Starlink 15-13)からFalcon 9ロケットによるStarlink衛星の連続打ち上げを実施した。Starlink 6-99では29基の軌道投入に成功した。
SpaceXはStarlinkのトラフィック倍増を予測し、IPOを検討していると報じられた。また、Airtel Africaと提携してアフリカでのDirect to Cell(携帯直接通信)サービス展開を進めるほか、STマイクロエレクトロニクスとのチップ共同開発も継続している。
Pale Blueは小型ホールスラスタPBH-100の軌道上実証を行うため、アクセルスペースと契約を締結した。
中国は再使用型ロケット長征10号Bの開発を進めており、2026年の初飛行を目指している。また、長征4Bによる衛星打ち上げも実施した。
NASAのNancy Grace Roman宇宙望遠鏡の組立てが完了し、2026年の打ち上げに向けた準備が進んでいる。
NICTは小型衛星やHAPSに搭載可能な小型光端末を用い、地上での2Tbit/s自由空間光通信の実証に世界で初めて成功した。
NASAは2026年のArtemis II打ち上げに向け、SLSロケットとOrion宇宙船の準備を進めている。マーシャル宇宙飛行センターでの試験や、Blue Originによる月面着陸機Blue Moonの加圧スーツ試験なども実施された。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)がパルサーを周回する系外惑星PSR J2322-2650bを観測し、恒星からの潮汐力でレモン型に歪んでいることを発見した。大気はヘリウムと炭素が豊富であると分析された。
OQ Technologyは商用チップを用いた低軌道衛星への直接接続(IoT通信)の実証に成功した。
NASAの火星探査機MAVENは12月4日以降通信が途絶えている。12月6日の断片的なデータから、火星の裏側で予期せぬ回転と軌道変化が起きた可能性が示唆されており、NASAは復旧に向けた作業を続けている。
Max SpaceはFalcon 9で打ち上げ可能な拡張モジュール型商業宇宙ステーション「Thunderbird」を提案し、2027年の試作機打ち上げを目指している。
JAXAは12月17日に種子島宇宙センターから予定していたH3ロケット8号機の打ち上げを、発射約16.8秒前に自動停止し中止した。原因は冷却水注水設備の異常検知とされる。機体や搭載する準天頂衛星「みちびき5号機」に損傷はなく、再打ち上げ日は未定である。
米宇宙軍は次世代監視衛星をNROと共同せず単独で進める方針を示した。また、即応打ち上げ(TacRS)ミッションVictus Hazeは2026年に延期された。
JAXAはRocket Labで打ち上げられた小型実証衛星4号機(RAISE-4)の機能確認を完了し、クリティカル運用期間を終了した。
アリアンスペースは仏領ギアナからAriane 6ロケット(VA266)を打ち上げ、欧州の航法衛星Galileo 2基(SAT33・34)を予定軌道に投入することに成功した。これはAriane 6の運用フライトとしての成功であり、欧州の宇宙アクセスの自律性強化に貢献する。