ニューヨーク州立大学オールバニ校の研究チームが、高性能な固体燃料の候補となる二ホウ化マンガン(MnB2)を安定して合成する方法を確立した。アーク溶解法を用いて3000℃以上で短時間加熱し急冷することで、純粋なMnB2を得ることに成功した。MnB2は、現在広く使われているアルミニウム粉末よりも重量当たりで26%、体積当たりで148%高いエネルギー密度を持ち、酸化しにくく安定性が高いことから、将来の固体燃料として有望視されている。
ニューヨーク州立大オールバニ校のDoane氏らが、固体燃料候補の二ホウ化マンガン(MnB2)を安定合成する方法を確立しましたのです。アーク溶解で3000℃超を1分未満加熱し急冷する手法で純粋なMnB2を得たのです。 MnB2は1g当たり3万9360J、1立方cm当たり20万8080Jで、アルミ粉より重量当たり26%、体積当たり148%高いのです。単体では直火で燃えず酸化もしにくく、固体燃料として有望な候補ぽい