スカパーJSATは、次世代通信衛星「JSAT-31」および「JSAT-32」の打ち上げについてSpaceXと契約を締結しました。2027年以降に順次打ち上げられ、通信容量の増強や柔軟な運用を目指します。
NTTとスカパーJSATの合弁会社Space Compassは、Hellas Satと覚書を締結しました。静止軌道衛星に光通信機器を搭載し、低軌道衛星とのデータ中継ネットワーク構築を目指します。
Sidus SpaceのCEOキャロル・クレイグ氏がカナベラル港湾局委員に任命されました。また、同社のLizzieSat-3衛星はバス機器のコミッショニングと自律航法機能の実装に成功しました。
JWSTによる観測で、ホットジュピターWASP-121 bからヘリウムを含む大気が流出し、惑星の前後方向に巨大な尾を形成していることが確認されました。
KDDI総合研究所などは、南極の昭和基地と日本の間でStarlinkを用いたリアルタイム3D点群データ伝送の実証に成功しました。これにより遠隔地からの施工管理などの効率化が期待されます。
米国立アカデミーの報告書は、将来の有人火星着陸ミッションにおいて、過去または現在の生命の痕跡を探すことを最優先の科学目標とすべきだと結論付けました。
SpaceXはヴァンデンバーグ宇宙軍基地からファルコン9でStarlink衛星27基を打ち上げました。第1段ブースターはドローン船に着陸し、通算550回目のブースター着陸を達成しました。打ち上げに伴うソニックブームが周辺地域で報告されています。
ULAはアトラスVロケットによるAmazon Leo(Project Kuiper)衛星27基の打ち上げを、強風予報のため12月15日から16日(日本時間17日早朝)へ延期しました。16日の天候は良好と予報されています。Amazonは併せて、最大1Gbpsの企業向けなど3種類の顧客用端末を発表し、一部で試験プレビューを開始しました。
JAXAは、第2段慣性計測装置(IMU)の確認事項により延期していたH3ロケット8号機の打ち上げを、2025年12月17日11時00分~12時00分に再設定しました。原因の特定と対策処置は完了しており、準天頂衛星「みちびき5号機」を搭載して種子島宇宙センターから打ち上げられます。
インド宇宙研究機関(ISRO)は、AST SpaceMobileの通信衛星BlueBird-6を搭載したLVM3ロケットの打ち上げを、統合・試験のため12月21日に再調整しました。同衛星は大型アンテナを備え、直接通信サービスの提供を目指します。
欧州宇宙機関(ESA)は、Sentinel-5PやGHGSatなどの衛星データを組み合わせ、マドリードの埋立地におけるメタン漏洩の検出と修繕効果の確認を実証しました。
米国の宇宙ステーション開発企業Vastは、東京に子会社Vast Japan GKを設立し、元JAXA宇宙飛行士の山崎直子氏を社長に任命しました。ISS後継機計画やアジア太平洋地域での連携強化を目指します。
Starfish SpaceとImpulse Spaceは共同ミッション「Remora」において、Impulseの宇宙機MiraがStarfishのソフトウェアを用いて別のMiraに自律的に接近(RPO)し、最短約1,250mまで到達することに成功しました。これは安価なカメラでの衛星サービス実現に向けた一歩となります。
SpaceXは、中国の力箭1号打ち上げにより発生したデブリまたは衛星が、Starlink衛星に約200mまで接近したと報告しました。中国側は調査中としています。
Virgin Galacticはローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)と提携し、母機を用いた高高度からの撮影・観測技術を開発します。これによりロケット打ち上げ監視などの能力拡張を目指します。
観測史上最長のGRB 250702B(7時間超)と、史上最速のジェットを持つGRB 230307Aに関する研究成果が発表されました。それぞれ大質量星の崩壊や中性子星合体などが起源として示唆されています。
フィンランドのKuva SpaceはWWFインドネシアと提携し、ハイパースペクトル衛星を用いてマングローブや海草の炭素貯留量(ブルーカーボン)を監視・定量化するプロジェクトを開始します。
HawkEye 360は米海軍との海域監視契約を更新したほか、戦略的国際パートナーと1億ドル超の契約を締結しました。RFデータを用いた艦船検出や安全保障支援を強化します。
SpaceXはケープカナベラル宇宙軍基地(SLC-40)からファルコン9ロケットを使用してStarlink衛星29基(Starlink 6-82ミッション)を打ち上げ、軌道投入に成功しました。これは同社にとって今年フロリダからの100回目の打ち上げであり、ブースターB1092は9回目の飛行・着陸を達成しました。悪天候による延期や時間変更がありましたが、無事に実施されました。
恒星間天体である彗星3I/ATLASが太陽の裏側から再出現し、ジェミニ北望遠鏡などで観測されました。以前の赤っぽい色から、炭素ガス(C2)の放出により緑色に変化しており、12月19日に地球に最接近します。
アメリカ国家偵察局(NRO)は、SpaceXのファルコン9ロケットを使用して機密ペイロードNROL-77をケープカナベラルから打ち上げました。第1段ブースターは陸上着陸に成功しました。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測により、宇宙誕生から約8億年の銀河「Virgil」の中心に、銀河の質量に比して過大な超大質量ブラックホールが存在することが判明しました。これはブラックホールが銀河より先に成長する可能性を示唆しています。
アークエッジ・スペースはセーレンと6U超小型衛星の量産体制強化に向けた覚書を締結しました。産業的な生産技術を取り入れ、衛星コンステレーション構築を加速させます。
スペースワンは「カイロス」3号機を2026年2月25日にスペースポート紀伊から打ち上げると発表しました。2号機の不具合対策を反映し、TATARA-1Rなど複数の小型衛星を搭載して軌道投入を目指します。
中国のLandSpace(藍箭航天)の再使用ロケットZhuque-3 Y1の試験後の落下地点の様子が報告されました。次回は2026年前半に打ち上げと回収の試行が予定されています。
米国防長官は、米国宇宙コマンド(SPACECOM)の本部をコロラド州からアラバマ州ハンツビルへ移転する計画を支持し、手続きを進める意向を示しました。
Rocket LabはElectronロケットにより、JAXAの革新的衛星技術実証プログラム向けの専用ミッション「RAISE And Shine」を成功させました。ニュージーランドから打ち上げられ、アクセルスペースの膜面展開型デオービット機構「D-SAIL」を搭載したRAISE-4など、複数の実証衛星が軌道に投入されました。
インドの民間企業Skyroot Aerospaceは、Vikram-Iロケットを2026年にISROの発射場から打ち上げる計画を進めています。低軌道への小型衛星投入を目指しています。
韓国のINNOSPACEは、ブラジルのアルカンタラ射場にてHANBIT-Nanoロケットの初商業ミッション「SPACEWARD」の最終準備に入りました。打ち上げは現地時間12月17日に予定されています。
NASAのナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の主要な組立が完了し、最終試験段階に入りました。2027年5月にSpaceXのファルコンヘビーで打ち上げられる予定です。