アルマ望遠鏡が、オリオン座の若い星「V883 Orionis」の周りにある惑星形成円盤で、初めて重水(D2O)を検出しました。重水と通常の水の存在比率が、星が誕生する前の分子雲の状態と同じであったことから、水が分子雲から惑星系へとほぼ姿を変えずに受け継がれることを示す直接的な証拠となります。これは、地球の水の起源を解明する上で重要な発見です。
ALMAが若い星V883 Orionis(約1350光年)の惑星形成円盤で初めて重水(D2O)を検出したのです。 重水/水比は星形成前の分子雲と同等で、円盤内で壊れて再形成されたのではなく、もともと分子雲に存在し星より古いっぽい。この発見は水が雲→円盤→彗星・惑星へ変わらず受け継がれた直接証拠を示すのです。 研究はNature Astronomyに掲載されたのです。