JWSTによる約100億光年先の休眠ブラックホール質量測定や、国立天文台野辺山によるオリオン座分子雲の進化地図作成など、天文学分野の研究成果が紹介された。原始惑星系円盤のリング構造から惑星質量を推定する研究も含め、宇宙の形成や進化の理解が進んでいる。
若い星の周囲の原始惑星系円盤に見えるリングから、埋もれた惑星の質量を推定する研究が紹介されています。 - アルマ望遠鏡の高解像度観測と流体シミュレーションで、リング位置や幅、塵の量を解析 - リングのピーク位置は惑星のHill半径とほぼ線形に対応し、質量推定の手がかりになるぽい - ペブル隔離質量を境に、低質量では幅広いリング、高質量では細く密なリングになりやすい - PDS 70cへの適用でも、先行研究と整合する推定結果が得られたぽい
JWSTが、約100億光年先の休眠中の超大質量ブラックホールを重力レンズ効果で測定した。 - 星の運動を追跡して質量を推定し、太陽約60億個分と判明 - この手法の適用距離としては過去最遠で、初期宇宙のブラックホール進化解明に役立つぽい - 母銀河MRG-M0138も休眠状態で、ブラックホール活動が星形成を止めた可能性があるぽい
国立天文台野辺山が7BEE受信機でオリオン座分子雲の進化地図を世界初作成しました。 - 重水素比を星形成の年齢指標にして、若い領域と古い領域を広域可視化しました。 - 北部のOMC-2/OMC-3は若く活発、南部のOMC-1周辺は進化が進んだ状態でした。 - 分子雲コア内部では重水素分布がほぼ均一で、ALMAなど高解像度観測の解釈に影響しそうぽい。