太陽嵐対策として、人工的に磁気圏を強化するStormWall構想が提案された。静止軌道上の複数衛星がプラズマを放出して地球磁気圏を厚くする案で、衛星やGPS、電力網の保護を狙う。あわせてCME到来によるオーロラ観測機会も話題となり、宇宙天気への関心が高まった。
2027年のWRC-27に向け、衛星通信やNGSO運用ルール、周波数割り当てが米中競争の焦点になるとみられている。Starlinkなどで先行する米国と、GuowangやQianfanを拡大する中国の対立があり、FCC主導での国際標準化と早期連携の必要性が強調された。
NASAの月面基地は小規模施設ではなく、広域に分散した『小都市』規模になるとの見方が示された。安全区画、エネルギー設備、物資輸送を伴う本格的な拠点化が想定され、2026年末までの無人ミッションや将来の打ち上げ能力が重要視されている。
金星と木星の接近やアリエティド流星群の観測案内、NASAのISS写真に映るサンフランシスコの都市景観など、一般向けの天文・観測話題がまとめられた。夜空の見どころや双眼鏡の活用法なども紹介され、天文イベントへの関心を高めた。
AmazonによるGlobalstar買収案のFCC審査が進み、意見募集も行われた。買収が成立すればGlobalstarはAmazon Leo傘下で事業継続し、D2D衛星網の拡大や低遅延・高容量化が見込まれる。あわせて、Amazon Leoの配備期限延長や競争上の条件も議論された。
SpaceXはケープカナベラル宇宙軍基地やバンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9を相次いで打ち上げ、Starlink衛星29基やStarshield衛星を投入した。1段目ブースターは35回目の飛行に到達し、無人船への着陸も成功するなど再使用運用が継続している。Starlink網は拡大を続けており、関連する打ち上げ実績と運用効率の高さが注目された。
Axiom SpaceとPradaは、アルテミス計画向け月面宇宙服AxEMUの内側に着用する冷却・換気用ベースレイヤーを公開した。液体冷却管で体温を調整し、酸素供給や二酸化炭素回収も担う設計で、従来より冗長性や製造性、着用快適性の向上が図られている。
KSAT主導の海洋汚染監視ミッションPoseidon、ESAとEBRDの地球観測データ活用協力、ILA Berlin 2026のESAパビリオン、スイス造幣局のESA記念銀貨など、欧州の宇宙産業・政策・広報の話題がまとまった。月探査、気候監視、衛星通信、独立した宇宙アクセスの強化が共通テーマとなっている。
NASAのINCUSミッションは2027年打ち上げに向けて3機の衛星が試験を終え、準備段階に入った。低軌道での隊列飛行により対流性上昇気流や水の動きを詳細観測し、熱帯対流嵐の理解を深めることを狙う。
ESA宇宙飛行士ソフィー・アデノがISSからベスビオ火山を撮影し、ISS滞在中の活動が紹介された。さらに、ESAのWeb TV配信や宇宙パビリオンの案内が行われ、欧州の宇宙ミッションへの注目が集まった。
SpaceXのIPO準備が進み、Nasdaq上場や巨額評価額をめぐる関心が高まった。投資家向け配分の拡大やAI事業への展開も話題となる一方、事業価値の妥当性や成長前提に慎重論も出ている。Starlink拡大、Starship再使用、宇宙空間でのAIデータセンター構想などが成長材料として挙げられた。
JWSTによる約100億光年先の休眠ブラックホール質量測定や、国立天文台野辺山によるオリオン座分子雲の進化地図作成など、天文学分野の研究成果が紹介された。原始惑星系円盤のリング構造から惑星質量を推定する研究も含め、宇宙の形成や進化の理解が進んでいる。
衛星産業の報告書では、2025年の軌道投入衛星数が大幅に増加し、衛星ブロードバンドや直接通信への期待が高まっていることが示された。通信と移動体通信の融合、政策説明への活用など、業界全体の成長と実態把握がテーマとなった。
H3ロケット6号機は悪天候予想のため一度延期され、その後6月12日に再設定された。30形態の試験機として、固体ブースターなしでVEP-5や小型副衛星を搭載する計画で、8号機の失敗を踏まえた追加データ取得も目的となっている。
JAXAははやぶさ2による小惑星トリフネのフライバイを2026年7月5日に実施予定と発表した。小惑星中心から約1kmを秒速約5kmで通過し、精密な軌道誘導や高速フライバイ観測技術の実証を進める。2031年の1998 KY26ランデブーも見据えた延長ミッションの一環として位置づけられている。
LandSpaceの朱雀2E改進型が酒泉や東風商業宇宙イノベーション試験区から打ち上げられ、SpaceSailやChina Mobile関連の衛星を投入して全ミッション成功を収めた。ZhuQue-2シリーズは大型インターネット衛星コンステレーションの実運用に向けた実践的な演習として位置づけられている。
JAMSTECと新明和工業による無人飛行艇と水中探査機のリアルタイム通信実験、VoimatelによるStarlinkとEutelsat LEOの冗長通信提供、センテラス天文館の運営委託など、宇宙・通信技術の周辺応用や地域事業の動きが見られた。
NASAのX-59実験機が初めて音速超えを達成し、亜音速から超音速までの操縦特性確認が進んだ。将来の静かな超音速飛行や商業超音速旅客機の実現に向け、地上飛行制約の緩和にもつながる重要な一歩とされた。
ISSではロシア区画の空気漏えい対応が続き、乗員の一時退避や追加検査が行われた。一方で、Expedition 74では軟骨バイオプリント、植物収穫、超音波検査などの実験が進められ、宇宙での医療・生命科学研究が継続している。NASAのISS写真による都市景観紹介も含め、ISS関連の話題が集まった。
Tianqi衛星コンステレーションは第2段で大型化し、質量や伝送容量を大幅に増やす計画が示された。遠隔地、船舶、航空機向け通信やD2D、6G基盤への活用が想定され、2028年までに複数機を打ち上げて利用者拡大を目指す。
米国防総省の機密解除ファイル公開を前に、UFO現象を理解するための関連書籍15冊が紹介された。軍事、心理、文化、宗教、民間伝承など多角的な視点を含み、今後の情報公開に備える読み物として位置づけられた。
NASAはW杯に合わせたヒューストンのファンフェス展示や、宇宙飛行士発表イベントを開催した。さらにESAのILA BerlinイベントやWeb TV配信、NASAや各機関の公開イベントが相次ぎ、宇宙関連の一般向け広報が活発化した。
Varda Spaceは再突入カプセルの飛行頻度を月1回へ高める方針を示し、Block 2機体への改良と生産能力増強を進めている。短期間で試行・改善を回せる体制を整え、極超音速再突入での自律航法や耐熱計測の技術実証も継続する。
NASAはアルテミスIIIの搭乗宇宙飛行士を発表するイベントを実施し、月面着陸を見据えた次段階の準備が進んだ。あわせて、Artemis IIの高速帰還を記念したMach 39パッチも話題となり、月周回飛行や再突入の歴史的意義が強調された。
Quantum SpaceがSPAC合併によるNASDAQ上場を目指し、Ranger衛星の量産や宇宙軍向け需要を狙う動きが見られた。VastのHaven-1をめぐる英国の宇宙飛行士計画も進み、民間宇宙ステーションや商業研究飛行への期待が高まった。
BlackSkyやL3Harris、Xoopleなどが、衛星画像とAI解析を組み合わせた国境監視や変化検知の高度化を訴求した。高頻度再訪と低遅延配信により、車両や船舶の動きをほぼリアルタイムで把握でき、資源配分や配備判断の迅速化につながるとされる。
欧州やグリーンランド、カナダで観測されたGPS妨害について、ロシアの早期警戒衛星群が発信源とみられる分析が示された。短時間・高強度の妨害が断続的に発生しており、GPSや北斗にも影響が及ぶ可能性がある。意図的な実験か電子戦用途かはなお不明で、代替インフラ整備の必要性が意識されている。