JWST、ALMA、ハッブル、チャンドラ、VLAの観測から、オリオンA分子雲、銀河中心の静かなガス領域、星形成リング、若い星団、ブラックホールジェット、超新星残骸の変動など、星形成と銀河進化に関する多様な成果が報告されました。太陽系誕生の理解や銀河内フィードバックの仕組み解明にもつながっています。
ALMAとNSF VLAの観測で、近傍銀河の中心環にある若い巨大星団の誕生段階を詳細に追跡しました。 - 対象はNGC 3351とNGC 1097で、塵に隠れた星団を電波で可視化 - 星形成リングは初期宇宙の高密度な星形成環境の近似例ぽい - JWST画像とも照合し、星団の進化段階や周囲への影響を検証しました
ALMA観測で銀河中心の激しい環境中に静かなガス領域が見つかり、星形成の初期段階は場所が違っても共通していることが示唆され、将来的に機械学習で同様の「静かな島」をさらに探す予定ぽい。
ミシガン大の研究者が、XRISMの観測でブラックホール周辺の風が星形成を抑える仕組みと時期を解明しつつあります。 - 対象は約5000万光年先の銀河NGC 4151で、活動銀河核の降着円盤を詳しく解析 - 風は硬いX線が弱い時に強く、X線フレアの約1万秒後に最速になる傾向を確認 - 生成機構は磁気遠心駆動っぽく、他銀河のアウトフロー予測にも役立つ見込みぽい
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、約1300光年先のオリオンA分子雲を鮮明に撮影しました。 - 長さ約290光年の巨大な星形成領域で、過去数百万年で約3000個の天体を生んだとされます - 若い原始星や原始惑星系円盤も多く、太陽系誕生の理解に役立つぽい
NASAのチャンドラが、銀河M83で超新星残骸のX線明るさが14年で大きく変化する例を多数発見しました。 - 解析対象の半数ほどで変動が確認され、想定外の結果ぽい - 原因は、伴星が残った高質量X線連星か、噴出物の再吸積の可能性があるぽい - 同様の変動源はM51でも見つかり、活発に星形成する銀河で起こりやすい可能性があるぽい
ALMA、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡の観測で、若い恒星の「フィードバック」が銀河内の星形成領域を広げたり止めたりする仕組みが明らかになりました。 - 約1万8000の星形成領域を解析 - NGC 3256では、天の川銀河級より約100倍強い圧力が確認された - 恒星が放つエネルギーが銀河の構造や化学進化を左右するぽい
NSF VLAの観測で、超大質量ブラックホールが恒星破壊事象の後に数か月〜数年遅れて電波の「げっぷ」を放つことが分かりました。 - 31件の潮汐破壊事象を追跡し、遅延電波放射は高い降着中と減速後の2つの状態で起きると判明 - 近傍のガスとの衝突で衝撃波が生じ、ジェットや風の存在を示すぽい - 今後は、初期の光学スペクトルでヘリウム線が弱い事象が長期追跡の有力候補ぽい
チャンドラX線宇宙望遠鏡の10年以上の観測で、M87中心ブラックホールのジェットの細かな進化が高解像度で捉えられました。 - 光速の5倍に迫る見かけの運動や、シンクロトロン冷却に合う明るさの変化が確認されたぽい - ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡、VLAの多波長データも組み合わせ、ブラックホール周辺の理解を深める成果ぽい