SpaceX株の変動や大型IPOを背景に、宇宙空間のAIデータセンター構想が現実味を帯びる一方、採算性への懸念も残っています。米国の世論調査では、宇宙分野への支持は高いものの政府監督を重視する傾向が示され、アフリカ宇宙市場での米国の巻き返しを求める議論も出ています。
ICEYEはSAR衛星を使って山火事被害を建物単位で判定し、迅速な保険金支払いにつなげるパラメトリック保険を開始しました。また、ノルウェーNVE向けには全国の洪水監視サービスも受注しており、昼夜や天候に左右されない防災・保険用途の拡大が進んでいます。
SpaceXの打ち上げた衛星数が、他の全組織の合計を上回ったと報じられました。大半はStarlink向けで、低軌道の衛星数は今後も増加が見込まれ、Starshipの活用も含めてSpaceXの打ち上げ優位はさらに広がる見通しです。
UAEがCOPUOSで宇宙活動の持続可能性と国際協力の強化を訴え、SSAの国際専門家グループを主導しています。衛星データ共有や安全運用の提言、国際宇宙協力プログラムなどを通じて、ルール形成と協調の重要性が高まっています。
NASAはLASP主導のDAPHNEミッションを選定し、地球大気と宇宙天気のつながりを調べる段階Bに進めます。双子衛星で下層大気の影響を観測し、GPSや低軌道衛星、宇宙飛行士保護の予測精度向上を目指します。
NASAのアルテミスIIIで女性宇宙飛行士が含まれなかったことを受け、女性の宇宙飛行士たちの経験からリーダーシップ形成の要因が論じられました。家庭、学校、職場、パートナーなど周囲の支えが重要で、組織だけでなく環境全体で女性リーダー育成を進める必要性が訴えられています。
アリゾナ大学の宇宙科学分野が世界大学ランキングで上位に入るなど、宇宙科学教育の競争力が注目されました。また、アストロダイナミクスシンポジウムの申込期限延長など、研究コミュニティの動きも報じられています。
NASAのナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡がケネディ宇宙センターに到着し、打ち上げ前準備に入りました。ペガサス・バージで搬入され、今後ファルコン・ヘビーでの打ち上げが予定されています。
SORA-Qの月面実証成果がScience Roboticsに掲載され、SLIM搭載の超小型ロボットが月面で起動から撮影、画像送信まで完全自律で実施したことが確認されました。偏心回転する独自車輪が月面で有効に機能し、今後の複数ロボット運用や洞窟・急斜面探査への応用が期待されています。
Look UpとSkynopyは低軌道衛星向け自動衝突回避サービスATLAS²を推進し、欧州の宇宙安全性向上を目指しています。Vantorとラインメタルは衛星、ドローン、地上データを統合する主権的な空間インテリジェンス構想で協力し、軌道上の脅威検知や戦場把握の高度化も進んでいます。
JAXAとSpacidは、みちびきの信号認証とタイムスタンプを組み合わせて、データがいつどこで取得されたかを証明する空間証明システムの実証を開始しました。スマートフォンでも使える低コストな仕組みを目指し、物流、農業、建設、防災、金融などへの展開が想定されています。
SpaceXの大型IPO後、株価は一時急騰したものの、その後は下落が続き、上場初期の上昇分を吐き出す動きも見られました。社債発行や現金保有額の開示もあり、2025年と2026年第1四半期の損失も報じられています。
ケック望遠鏡の観測で、暗黒物質がほとんどない銀河DF9がDF2・DF4に続いて見つかりました。細い並びをなす3銀河は激しい銀河衝突の結果として普通の物質と暗黒物質が分離した可能性があり、今後は残ったガスの探索が進められます。
ジェミニ北望遠鏡やALMAの観測で、約110億光年先の重力レンズ銀河Shadow Blasterが高エネルギーニュートリノの有力候補とされました。塵に覆われた高密度な星形成領域がブラックホール噴流以外でもニュートリノを生む可能性が示され、初期宇宙の星形成銀河が高エネルギーニュートリノ放出に寄与している可能性も議論されています。
英国で天文学や素粒子・核物理学への大幅な予算削減案が示され、研究者や著名科学者が撤回を訴えました。若手研究者の流出懸念や国際共同研究への打撃が大きく、わずかな節約のために研究基盤が損なわれることへの危機感が強まっています。
MomentusはVigoride-9でOWLSミッションを運用し、低軌道の宇宙天気や大気抵抗の観測を進めます。ロケットラボのElectronは米宇宙軍向けVICTUS HAZEのPuma衛星を投入し、Sidus SpaceのLizzieSatやNorthStarの商用サービスも、衛星の試験・運用・防衛利用の広がりを示しています。
NASAとJAXA関連では、油井亀美也宇宙飛行士がISSから見た地球の価値を語る特別授業企画や、宇宙での髪の洗い方などを紹介する動画が公開されました。宇宙飛行士の経験を通じて、地球環境や宇宙生活への理解を深める取り組みです。
ルクセンブルクでアステロイド・デイ・フェスティバル2026が開催され、学校訪問、講演、展示、実演、宇宙飛行士との交流など多彩なイベントが予定されています。国連宇宙部やESAが参加し、一般公開・無料で実施されます。
JWST、ALMA、ハッブル、チャンドラ、VLAの観測から、オリオンA分子雲、銀河中心の静かなガス領域、星形成リング、若い星団、ブラックホールジェット、超新星残骸の変動など、星形成と銀河進化に関する多様な成果が報告されました。太陽系誕生の理解や銀河内フィードバックの仕組み解明にもつながっています。
Beyond Gravityはオーストリア工場に投資して電気推進向け姿勢制御機構の生産能力を大幅に拡大し、GilatはComtechの宇宙通信部門買収を進めています。LyntrisはNoviumを買収して宇宙・防衛向けの高精度モーション制御を強化し、GilatやBeyond Gravityも含めて需要増に対応する動きが活発です。
ISSや天宮では、宇宙飛行士による地球解説、理容や日常生活の様子、医療救助訓練、端午節などの行事が紹介されました。中国の神舟23号やISSのクルー活動を通じて、長期滞在実験や軌道上での生活・訓練の実態が伝えられています。
米宇宙軍はGPS IIIF衛星2機を追加調達し、対妨害性能や精度を高める計画です。カナダ空軍向けにはNorthStarが宇宙ベース監視サービスを提供し、米欧では主権的な宇宙領域把握や防衛向けインテリジェンス能力の拡充が進んでいます。
SpaceXはヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9でStarlink衛星24基を複数回打ち上げ、いずれも第1段ブースターの回収着陸に成功しました。6月21日のミッションではB1063が33回目の飛行を達成し、Of Course I Still Love YouやOCISLYへの着陸が確認されています。打ち上げ前の生中継や発射映像、配備完了の報告も含まれます。
HawkEye 360のCluster 14が本格運用段階に入り、ISA部門の新体制も発表されました。衛星コンステレーションの拡大に伴い、RFデータ分析や衝突回避、自律運用の重要性が増しています。
13年にわたる電波観測で、エウロパの氷が電波を異常に強く散乱することが確認され、氷の透明度や内部構造に新たな制約が得られました。あわせて、脈動オーロラがリング状に急拡大する様子も初撮像され、JAXA「あらせ」と地上観測の共同成果として注目されています。
中国は天宮宇宙ステーションを“T”字から“十”字、さらに“干”字の六舱構成へ拡張する計画を進めています。実験・貯蔵能力や同時滞在人数を増やし、2027年には巡天望遠鏡の共軌道運用も視野に入れています。
ArianespaceはAriane 64に新型P160Cブースターを初搭載し、Amazon Leo衛星36基を低軌道へ投入しました。過去最大級の構成で、Ariane系ロケットの最重量ペイロード記録を更新し、Amazon Leo向け打ち上げ計画もさらに進展しています。
Astroscaleは大型資金調達で日本・英国の生産拠点拡充やLEXI-P製造を進め、Dawn AerospaceもシリーズBで資金を確保して事業を拡大しています。Quantum SpaceはSPAC合併で上場準備を進め、Ranger宇宙機の開発や地月圏向け任務を加速させています。
JA全農は衛星やドローンを活用して作物の生育異変を早期に察知する実証を進めています。NASAの衛星画像ではアラスカ沖ベーリング海の季節変化も示され、宇宙からの観測が農業や環境監視に役立つことが改めて示されました。
SpaceXが秘密裏に開発した再突入カプセルStarfallの初飛行が予定され、宇宙で製造した製品を地球へ回収する商用市場を狙っています。円盤形で最大1,000kgを搭載でき、まずは回収・再突入・着水の実証を行い、その後に宇宙製造向け利用を目指す構想です。