JWSTやハッブル、ESAのユークリッドなどを用いた天文学成果が相次ぎました。初期銀河の明るさの説明改善、新たな高赤方偏移クエーサーの発見、地球サイズの系外惑星GJ 3929 bの初回観測、球状星団内ブラックホールの発見など、宇宙初期から系外惑星までの理解が進んでいます。
JWSTが捉えた初期銀河の明るさは、未知の物理だけでなく星形成史の刻み方でも説明が改善するぽい。 - Santa Cruz SAMとBPASSを使い、赤方偏移14〜6の銀河を解析 - 若い大質量星の寄与を1Myr単位で細かく扱うと、遠紫外線光度が最大約2等級明るくなる - UVLFはJWST観測に近づく傾向を示した - ただし、赤方偏移12超の極端に明るい銀河にはなお不確実性が残る
ESAのユークリッド宇宙望遠鏡が、初期宇宙の典型的なクエーサーを含む新たな高赤方偏移天体を発見しました。 - EUCL J125308.55+705432.3の宿主銀河は、約130億年前の姿で、毎年250太陽質量以上の星を作る活発な銀河ぽい - NOEMA観測で、星形成を支える大量のガスと塵を持ち、質量は約100億太陽質量と推定されたぽい - 6年計画の全観測で、今後さらに数百個の初期クエーサーが見つかる見込みぽい
NASAの作業部会がハッブル宇宙望遠鏡の今後を検討中で、2030年代までの延命か、ロボット任務での退役かが焦点ぽい。 - 7月に科学優先順位の白書提出が締め切られ、年内にNASAと米議会へ助言を出す予定ぽい - ハッブルは紫外線・可視光観測で、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を補完する重要な役割を持つぽい - 提案数は枠の6倍で、2040年以前に後継機は打ち上げられない見込みぽい
NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡を使う「Rocky Worlds」計画が、地球サイズの系外惑星GJ 3929 bの初回観測を完了しました。 - 惑星の大気の有無と、母星の紫外線環境を調べる基盤データを得たぽい - 二次食の予測など難しい観測を突破し、今後さらに難しい対象へ進む見通しぽい - 研究者の協力や新しいコミュニティ施策で、データは公開後すぐ解析が進んでいるぽい
ハッブル宇宙望遠鏡とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の20年以上の観測で、球状星団オメガ・ケンタウリ内の最初の恒星質量ブラックホール oMEGACat BH-2が見つかりました。 - 伴星の微小な動きを天体測量で追跡し、ブラックホールだと特定 - 質量は約4.46太陽質量で、中性子星説を否定 - 公転周期は94年で、既知のブラックホール連星として最長級ぽい - 球状星団のブラックホール形成や重力波源の理解に役立つ成果ぽい