米宇宙軍はNSSLフェーズ3レーン2において、SpaceXとULAにFY25のミッションを割り当てた。競争維持と単一企業依存の回避を目指し、将来的にBlue Originの参入も計画されている。
受注拡大の背景には、打ち上げ能力・価格・任務適性の差と、競争を維持したい米宇宙軍の制度設計があります。 - 2027~2032年の約54件・137億ドルでは、SpaceXが28件、ULAが19件、ブルーオリジンが7件を担当し、競争で約17億ドルを節約 - ファルコン9/ヘビーは安価で高頻度、再使用にも対応。 ULAのバルカンは認証が遅れ、ヴァンデンバーグの射場未完成で一部任務の対象外でした。 - 低軌道任務はSpaceX、高エネルギー軌道はULAが得意で、米宇宙軍は単一企業依存を避けるため新規事業者も加えています。
米宇宙システム軍団は2025年4月4日、NSSLフェーズ3レーン2でFY25の9ミッションをSpaceXとULAに割り当てました。 - SpaceXは7件・総額8億4580万ドルで、NROL-96/97/157、USSF-186/234/174、USSF-15を担当 - ULAは2件・総額4億2760万ドルで、USSF-50とUSSF-49を担当 - Blue Originの初回受注機会はFY26。GPS IIIFや次世代赤外線ミサイル警戒衛星などを打ち上げ予定
衛星コンステレーション拡充に伴い、米宇宙軍の国家安全保障宇宙打ち上げ計画が大幅に拡張されます。 - 契約枠はレーン1が約170ミッション、レーン2が54件から79件へ増加 - ヴァルカンとニューグレンが相次いで飛行停止となり、現時点で利用可能なのはスペースXのロケットのみっぽい - 打ち上げ遅延が発生し、次世代赤外線監視衛星の初号機は2026年3月予定から10月以降に延期