東京科学大学などの研究チームが、土星探査機カッシーニのデータを再解析した結果、衛星エンケラドスの噴出物に含まれる氷粒子から、芳香族やエステルなど多様な有機物の信号を発見しました。生命の材料となるアミノ酸が生成されやすい環境である可能性が示唆されます。
東京科学大学らの再解析で、カッシーニが採取したエンケラドスのプルーム氷粒子に芳香族、エステル、エーテル、窒素・酸素含有の有機物の信号が見つかったのです。 実験室でエンケラドス類似環境を再現すると加熱や凍結サイクルでアミノ酸が容易に生成されたのです。観測でアミノ酸信号が弱かったのは塩分や変質による可能性があるぽい。 成果はNature AstronomyとIcarusに掲載されたのです。