JWST、ホットジュピターWASP-121 bの大気流出を観測

流出した大気が形成する“二重の尾”　太陽系外惑星WASP-121 bをウェッブ宇宙望遠鏡が観測

JWSTのNIRISSで約37時間観測した結果、WASP-121 b（約880光年、木星の約1.8倍、30時間周期のホットジュピター）から加熱で大気が流出し、前後に伸びるヘリウムの二重尾が検出されたのです。 尾は惑星直径の100倍超で軌道の約6割に達し、前方は恒星重力で内側へ、後方は電磁放射や恒星風で外側へ押し出されているぽい。こうした大気流出は惑星の将来を左右する重要な過程なのです。