宇宙ニュートリノのエネルギー分布、太陽フレアのメカニズム、新彗星の発見、ブラックホールからの高速風など、多岐にわたる科学的発見が報告された。
ドイツのHelsingとノルウェーのKongsbergが提携し、AIを活用した多センサー衛星コンステレーションを構築する計画を発表した。打ち上げにはIsar Aerospaceを利用する想定。
Blue OriginはNew Glennロケットの初飛行と量産に向け、施設の拡張やNASAのESCAPADEミッションの準備を進めている。米宇宙軍の認証には4回の成功が必要とされる。
宇宙空間での脅威が高まる中、米国の衛星防御・攻撃能力に関する議論や、L3Harrisのジャミング装置の同盟国への販売、NATOの宇宙企業支援などが報じられている。
Virgin Galacticが株式売却計画を発表し、株価が急落した。
バイコヌール宇宙基地の発射台損傷によりISS補給計画への影響が懸念されているほか、ボストチヌイでの打ち上げ準備も報じられている。
Relativity Spaceは再使用型ロケットTerran Rの製造を進めており、第1段タンクの溶接完了やエンジンの組立・試験など、生産能力の拡大が報じられている。
鹿児島でのロケット開発やロケ地紹介、相模原での宇宙博開催、津田副所長のオーストラリア訪問など、日本国内の地域活動や国際連携が行われている。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)により、系外惑星WASP-121bから流出するヘリウムの尾の観測や、初期宇宙の銀河形状、初代星の化学的痕跡に関する重要な発見が報告された。
日本のSpace CompassがギリシャのHellas Satと覚書を締結し、光通信ネットワークや宇宙統合コンピューティング・ネットワークの構築に向けた協力を開始した。
中国では長征10号の有人月面ミッションへの投入計画や、民間企業の天竜3号、朱雀3号、長征12号などの開発・試験状況が活発に報じられている。
中国は長征3Bロケットで通信技術試験衛星TJS-22を、商業ロケット力箭1号(Kinetica-1)で海外顧客を含む9基の衛星を相次いで打ち上げ、軌道投入に成功した。
NASAの火星探査機MAVENが12月6日、火星の背後を通過中に地球との通信を喪失した。通常は復帰するはずの信号が確認できず、運用チームが原因調査と復旧作業を行っている。
米国宇宙コマンドがアラバマ州レッドストーン兵器庫で本部看板の除幕式を行う予定。恒久的な本部移転に向けた動きや、宇宙軍との役割分担に関する議論が進んでいる。
Starlinkのサービスエリアが拡大し、サントメ・プリンシペでの提供開始や、NetJets航空機への導入、小型の「Mini」キットの展開が進んでいる。
軌道上サービスやデブリ対策に関する技術開発が進んでおり、COSMICによる燃料補給の提言や、ドッキング機構、デブリ検知センサーの試験などが行われている。
米国家アカデミーズはNASAに対し、有人火星探査に向けた科学戦略を提言する報告書を発表した。生命探査を最優先とし、通信インフラの刷新やロボットとの協働を重視している。
ハッブル宇宙望遠鏡が、かみのけ座の「貧血」銀河や、星形成が活発な「ロスト銀河」などの詳細な画像を撮影した。
Rocket Labは次世代ロケットNeutronのフェアリング試験を完了したほか、カナダ宇宙庁の資金を得てリアクションホイールの開発を行う。
NASA JPLが月・火星探査を支援するロボット運用センター(ROC)を開設し、AIを活用した自律運用技術の強化を図る。
SpaceXが2025年以降に株式公開(IPO)を行い、時価総額1.5兆ドル規模を目指しているとの報道が出ている。AIや火星計画への資金確保が目的と見られる。
JAXAの革新的衛星技術実証4号機(RAISE-4)の打ち上げが、天候悪化等のため延期された。Rocket LabのElectronロケットを使用予定。
中国の宇宙ステーションで神舟21号の乗組員(張路、呉飛ら)が初の船外活動(EVA)を実施した。新型の「飛天」宇宙服を使用し、デブリ防護装置の設置やステーションの点検作業を完了した。
Rocket LabはKAISTの地球観測衛星NEONSAT-1Aを搭載したElectronロケットの打ち上げミッション「Bridging The Swarm」をニュージーランドで実施予定だったが、センサーデータの確認や天候等の理由により、カウントダウン中のホールドを経て延期(スクラブ)された。新たな打ち上げ日は近日中に発表される見込み。
ESAは科学予算の増額を確保し、次世代ミッションを推進する。また、Euclid望遠鏡による銀河合体とブラックホール活動の研究成果も発表された。
SAR衛星を運用するICEYEが1億5,000万ユーロの資金調達を実施し、衛星の量産とサービス拡大を加速させる。
SpaceXは12月10日、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地からFalcon 9ロケットにより、米国家偵察局(NRO)と宇宙軍の機密衛星NROL-77を打ち上げた。第1段ブースターは陸上着陸(LZ-2)に成功した。
アリアン6ロケットの打ち上げに向け、帆走貨物船Canopéeが部材輸送を開始した。AmazonのProject Kuiper向けミッションなどが控えている。
ispaceが3年前のHAKUTO-R ミッション1打ち上げを振り返り、民間月面探査への貢献を強調した。
SpaceXは12月10日、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9ロケットでStarlink衛星27機(Group 15-11)を打ち上げ、第1段着陸に成功した。また、フロリダ州からのStarlink 6-90ミッションや、その後の打ち上げ配信予定も告知されている。