欧州宇宙機関(ESA)は2026年1月に、閣僚級理事会(CM25)の結果と産業界向けの機会を共有するオンラインイベントを開催する。
12月21日の冬至に合わせ、気象衛星MTG-I1などが捉えた地球の画像や、Sentinel-2によるカナダのクレーター画像が公開された。
地球静止軌道付近において、米中の衛星が互いに接近・機動する「ドッグファイト」のような事例が増加しており、緊張が高まっているとの分析がなされている。
NASAのPUNCHミッションが彗星レモン(C/2025 A6)を観測し、太陽風の影響による尾の断裂や変化を詳細に記録した。
NASAは国際宇宙ステーション(ISS)へ向かうSpaceX Crew-12ミッションの乗組員を発表した。NASAのジェシカ・メア、ジャック・ハサウェイ、ESAのソフィー・アデノーらが搭乗し、2026年2月以降に打ち上げられる予定。
Rocket LabはElectronロケットにより、日本のiQPS社のSAR衛星「QPS-SAR-15」を搭載したミッション「The Wisdom God Guides」を打ち上げ、軌道投入に成功した。これによりRocket Labは年間21回の打ち上げとミッション成功率100%の新記録を達成した。
NASAは南極で2機目の科学観測気球を打ち上げた。搭載されたPUEOは氷中のニュートリノを検出し、高エネルギー天体現象の解明を目指す。
中国は海南省文昌宇宙船発射場から長征5号(Long March 5)ロケットを打ち上げ、通信技術試験衛星23号を予定軌道に投入した。この衛星は高速通信技術の検証などに使用される。
NASAの航空宇宙安全諮問パネル(ASAP)は、有人月着陸ミッション「アルテミスIII」について、ミッションの目的とリスクのバランスを再検討するよう勧告した。
Blue OriginはNew Shepardロケットによる有人飛行ミッション「NS-37」を成功させた。ESAの技術者で車椅子利用者のMichaela Benthausさんを含む6名が搭乗し、高度約106kmの宇宙空間(カルマン線越え)に到達して無事帰還した。Benthausさんは車椅子利用者として世界初の宇宙飛行士となり、宇宙へのアクセシビリティ向上を示す象徴的なフライトとなった。
国際宇宙ステーション(ISS)の第74次長期滞在クルーは、脳や心血管の健康調査などの科学実験を行った。また、ISS運用25周年を記念するポッドキャストが公開された。
SpaceXは、Starshipの飛行試験が航空機の安全を脅かしているとするWSJの報道に対し、FAA等と連携して安全を確保していると反論した。
NASAのアルテミスIIミッションのクルー4名が、ケネディ宇宙センターで打ち上げ当日の手順を確認するカウントダウン・デモンストレーション・テストを実施した。新型アストロバンでの移動やオリオン宇宙船への搭乗、発射直前までのシミュレーションが行われた。
AstroboticはNASAと米宇宙軍のSBIRプログラムを通じて計1750万ドルを獲得した。この資金は再使用ロケットXodiacおよびXogdorの改良と開発に充てられる。
米宇宙開発局(SDA)は、極超音速ミサイル等の検知・追跡を行う「Tracking Layer」Tranche 3衛星の製造契約を、Rocket Lab、Northrop Grumman、Lockheed Martin、L3Harrisの4社と締結した。契約総額は約35億ドルで、各社が18基ずつ製造し2029年の打ち上げを目指す。
トランプ次期大統領は、民間宇宙飛行士のジェレッド・アイザックマン氏を次期NASA長官に指名した。また、2028年までの月面着陸や2030年までの月面拠点構築、ISSの早期終了などを盛り込んだ新たな宇宙政策の大統領令を発出した。
天竜3号ロケットが組立棟に戻され、年内の打ち上げは見送られる模様である。
カッシーニ探査機のデータ再解析により、土星の衛星タイタンには全球的な内部海が存在しない可能性が高いとする研究結果が発表された。
ISROは12月24日にLVM3ロケットを使用して、米AST SpaceMobileの通信衛星BlueBird Block-2を打ち上げる予定である。この衛星はスマートフォンへの直接ブロードバンド通信を提供する大型アンテナを搭載している。
スタートアップvitomが完全栄養食「おにもち」を開発し、将来的な宇宙食としての活用や火星への持参を目指している。
NASAのParker Solar Probeが恒星間彗星3I/ATLASを観測した。一方、ロシアのプーチン大統領はこの天体について言及し、地球への脅威ではないとの見解を示した。
Launch Canadaは学生競技から研究開発組織へと転換し、カナダ宇宙庁(CSA)の支援を受けて国内初の自前ターボポンプの設計・製造を目指す。
Eutelsat OneWebは、次世代衛星(Gen-2)の打ち上げ委託先として、インド宇宙研究機関(ISRO)を有力候補として検討していると報じられた。
小惑星2024 YR4が2032年に月に衝突する確率が約4%と推定されている。地球への直接的な影響は低いものの、破片のリスクなどが指摘されている。
SPACEWARDミッションの打ち上げ日時が再調整され、12月23日(日本時間)等に設定された。
JAXAはH3ロケット8号機の打ち上げが中止された原因について、窒素加圧用手動バルブの操作手順に問題があったと発表した。対策を講じた上で、12月22日に再打ち上げを行う予定。
インド宇宙研究機関(ISRO)は、有人宇宙飛行ミッション「Gaganyaan」の乗員モジュールに使用されるドローグシュート(減速用パラシュート)の展開試験を実施し、成功した。これにより、降下システムの信頼性と堅牢性が確認され、有人飛行に向けた重要なマイルストーンを達成した。
米軍のSBIR資金が一時停止しており、宇宙スタートアップの技術開発や資金繰りに悪影響が出ていることが懸念されている。
NASAの宇宙望遠鏡SPHERExが、打ち上げから9ヶ月で初の全天赤外線分光マップを完成させた。102の波長で観測されたデータは、銀河の進化や宇宙初期の氷の分布などの研究に貢献する。
中国の民間ロケット企業LandSpaceの朱雀二号(Zhuque-2)について、世間の関心が薄れているとの指摘とともに、新たなポスター画像が公開された。