SpaceXはヴァンデンバーグ宇宙軍基地やカリフォルニアからファルコン9を打ち上げ、Starlink衛星25機を低軌道へ投入した。ブースターは無人船OCISLYや『もちろんいまも君を愛している』、LZ-40への着陸を成功させ、再使用運用の成熟を示した。打ち上げ配信やTFR設定も含め、短期的にはスターリンク展開が継続している。
NASAのアルテミスIIは、4人の宇宙飛行士がオリオン宇宙船で月を周回した後、カリフォルニア沖の太平洋へ着水して無事帰還した。50年以上ぶりの有人月周回飛行で、地球最遠到達記録の更新、月の裏側や皆既日食の撮影、ISSとの史上初の船間通話なども実施された。再突入では高温・高G・通信断を伴ったが、熱防護システムとパラシュートは概ね成功し、今後の月面着陸や火星探査に向けた重要な技術実証となった。
LIGOの重力波から原始ブラックホールの可能性が議論され、JWSTでは小銀河に不釣り合いな巨大ブラックホールが見つかった。暗黒物質が複数種である可能性や、初期宇宙の原始ブラックホールが物質優勢の起源に関与した可能性も示された。基礎宇宙物理の未解決問題に新しい観測結果が加わっている。
SpaceXのStarlinkは、衛星通信やDirect機能の拡大で日本のアプリ連携や機内Wi‑Fi導入にも広がっている。一方、Amazon Leoは2026年半ばの商用開始を目指し、AWS連携や低価格・高性能を強みにStarlink対抗を狙うが、打ち上げ数はまだ計画に届いていない。
中国は嫦娥7号を文昌に搬入し、2026年後半の打ち上げに向けて月南極の水氷探査を準備している。さらに長征10号や夢舟など有人月面着陸計画も進め、2030年までの有人月着陸を目指している。NASAのアルテミス計画との競争が激化している。
米宇宙軍は、静止軌道や低軌道の監視能力を更新するため、AndromedaやRG-XXなどの次世代衛星監視案件で複数企業を選定した。GSSAP後継、機動衛星、軌道上給油、商業衛星活用などを通じ、宇宙状況把握と防衛能力の近代化を進めている。
アルテミスIIをめぐり、宇宙を共有財産と見るか競争の場と見るか、国際ルールや共同統治をどう整えるかが議論されている。欧州やスイス、ウェールズなどの企業・技術者もオリオンや関連機器で貢献し、宇宙開発が国際協力を促進する側面が強調された。
ISROは有人宇宙飛行計画ガガニヤーンに向け、第2回統合空中投下試験(IADT-02)を成功させた。模擬有人カプセルをチヌークで高度数kmから投下し、複数のパラシュート展開と安全な着水、回収手順を確認した。2027年の有人飛行実現に向けた重要な前進とされる。
アルテミスIIの帰還では、オリオン宇宙船が約24,000mph級の速度で大気圏へ再突入し、熱防護システム、浅めの再突入軌道、通信断後のパラシュート展開、海上回収までが重要な検証項目となった。アルテミスIで見つかった熱防護材の損傷原因を踏まえ、NASAは軌道修正や材料評価を進め、安全性を確保したうえでミッションを完遂した。
NASAはアルテミスII成功後も月探査を加速しつつ、アルテミスIIIを月面着陸ではなく地球軌道でのドッキング試験に変更するなど、計画を見直している。月面着陸はアルテミスIV以降に先送りされ、2028年の月南極着陸、2032年までの基地建設、水氷利用、核分裂電源、月面車や通信衛星の活用が構想されている。SpaceXやBlue Originの着陸船開発、超低温推進剤補給、SLSやOrionの量産などが今後の課題とされる。
アルテミスIIでは、宇宙飛行士の起床曲、狭い船内での運動器具、トイレ問題、撮影機材、ミッション統合や航法制御の担当者など、任務を支える人間的な側面も注目された。宇宙飛行士の背景や家族、地域社会とのつながりも紹介されている。
SpaceXのファルコン9が、Northrop Grummanの補給船Cygnus XL『S.S. Steven R. Nagel』をケープカナベラルから国際宇宙ステーションへ打ち上げた。約5トン超の物資や科学機器を搭載し、ブースターはLZ-40へ着陸。Cygnusは太陽電池パネルを展開し、Canadarm2での捕獲とUnityモジュールへの係留が予定されている。
アルテミスIIの打ち上げ、月フライバイ、帰還、着水に合わせて、NASAやSpace.com、各種配信者がライブ中継、解説動画、ポッドキャスト、写真集、舞台裏素材を公開した。宇推くりあによる同時視聴や注意事項案内、記念配信も含め、視聴イベントが多数行われた。
ホワイトハウスのFY2027予算案では、NASA全体や科学予算の大幅削減が進められ、アルテミス計画は優先される一方で、科学・技術・航空分野や多数の探査ミッションが資金停止の危機にあると報じられた。Landsatやジュノ、ニュー・ホライズンズ、DAVINCI/VERITAS、LISA、Euclid、XRISMなどへの影響が懸念され、議会の反発も見込まれている。
中世の日記や樹木年輪の炭素14解析から、1200〜1201年ごろに強い太陽プロトン現象や太陽嵐があったことが示された。太陽活動周期は現在より短く、極大だけでなく極小期にも大規模な太陽現象が起きていた可能性がある。
アルテミスIIでは、深宇宙放射線や微小重力が人体に与える影響を調べるため、骨髄由来のオルガンチップ実験AVATAR、血液・唾液・睡眠・行動の継続測定、放射線センサー、ストームシェルターなどが活用された。将来の月面基地や火星長期滞在に向け、免疫、骨・筋肉低下、精神面のリスクを含む宇宙医療の基盤づくりが進んでいる。
NEAF 2026やKAGRA一般公開、ESAの低軌道航法実証、LINEヤフーやソフトバンクのStarlink対応、総務省の汎用アンテナ支援、鹿児島のホテル建設、東京と国の税制協議など、宇宙以外も含む周辺ニュースが散見された。
SpaceXの大型IPO観測、Spacetyの資金調達とIPO計画、HawkEye 360の上場申請、Portal Space SystemsのシリーズA調達など、宇宙関連企業の資本市場動向が活発化している。防衛、衛星通信、軌道機動、太陽熱推進などの分野で新規事業が拡大している。
アルテミスII成功を受け、月面基地、火星探査、宇宙資源利用、宇宙ごみ、平和利用、植民地化の比喩など、宇宙開発の将来像をめぐる議論が活発化している。民間企業とNASAの役割分担、国際協調、持続可能性、宇宙の統治ルール整備が今後の焦点とされる。