米・イスラエル・イラン紛争に関連する宇宙分野へのサイバー作戦が確認され、地上局やIT環境が主な標的となりました。DHS S&TやSPARTAでは、宇宙システム向けの脅威検知と対策研究も進んでいます。
H3ロケット6号機が種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星の分離も順調に完了しました。複数の搭載機器が予定どおり軌道へ投入され、H3の運用実績が積み上がりました。
Ariane 6の改良型P160Cブースター4基を搭載したVA269/LE-03ミッションで、Amazon Leo衛星36機を低軌道へ投入しました。これはAriane 6として最重量級の打ち上げで、欧州の単発搭載量記録も更新しました。Amazon Leoは累計投入数を大きく伸ばし、Arianespaceは今後も同コンステレーション向け打ち上げを継続する見通しです。
米宇宙軍では、SDAやSpace RCOの権限見直しを含む調達改革が議会で進んでいます。衛星通信や保護型衛星、分散型システムへの重点化が背景にあります。
SpaceXはAST SpaceMobileのBlueBird衛星やNRO向けの機密衛星群をFalcon 9で打ち上げました。BlueBirdはスマートフォン直接通信を目指す大型D2D衛星で、NROミッションでは分散型の低軌道衛星網整備が進みます。
JWSTはHD 80606 bのような極端な系外惑星を観測し、化学組成や高温環境を詳しく明らかにしました。さらに、遠方の小さな天体群「リトル・レッド・ドット」が高エネルギーニュートリノの発生源候補になりうるという理論研究も進んでいます。
NASAのカーゴドラゴンがISSから地球へ帰還し、実験試料や機材を回収しました。ISSではAR/VRを使った健康研究、微小重力での平衡感覚試験、DNA解析などが進み、Canadarm2修理に向けた船外活動準備も行われています。
NASAは、火星研究や生命痕跡探査に貢献した研究者サンフォード・A・アッシャー氏にちなみ、火星の一区画にその名を付けました。PerseveranceやSHERLOCにもつながる分光研究の先駆者として顕彰されています。
ヴァンデンバーグ宇宙軍基地のSLC-6で旧シャトル関連設備の爆破解体が進み、SpaceX向けのFalcon 9/Falcon Heavy運用に向けた再整備が進行しています。今後は再使用1段目の着陸設備なども整備され、将来的な打ち上げ能力拡大が見込まれます。
フランス国防省とEutelsatのOneWeb契約、そしてフランス政府によるIRIS²移行までの通信確保が進みました。欧州が米国系商業通信への依存を減らし、主権的な宇宙通信基盤を強化する流れです。
Quantum Spaceが米国防総省の契約を獲得し、静止軌道衛星向けの推進剤補給機を開発します。さらに、軌道上サービスや燃料デポ構想など、衛星寿命延長・補給の実証が進んでいます。
ESAのMars Expressが火星のMamers Vallesで多数のダストデビルを観測しました。火星表面の砂塵移動や地形・地質の理解に役立つ観測成果です。
Perseveranceは着陸以来42.2km以上を走破し、火星でマラソン相当の距離を達成しました。将来の有人探査や地上移動手段を考えるうえでも参考になる成果です。
Gitaiは宇宙軍案件を受けて軌道上サービス実証を延期した一方、Relativity Spaceは2028年の火星周回機や私的な惑星探査計画を進めています。ロボティクス、再使用ロケット、火星探査を組み合わせた新規事業が目立ちます。
SpaceXの時価総額が大きく上昇し、IPO後の株価変動や市場の注目が続いています。上場後には株価が急騰した一方で、その後は反落も記録しました。また、Sequoiaのロエロフ・ボタ氏が独立取締役・監査委員会メンバーとして加わり、取締役会体制の整備も進みました。
深海のマンガン殻から、プルトニウム244やキュリウム247などの宇宙由来希少同位体が検出されました。地球近傍で最後に起きたr過程イベントの時期や、重元素生成の起源解明につながる成果です。
ハッブル宇宙望遠鏡が、エイベル1689やMACS0329-0211などの銀河団を観測し、重力レンズ効果で歪んだ遠方銀河の姿を捉えました。観測データは暗黒物質の質量分布や宇宙初期の銀河研究に活用されています。
ESAが、銀河周辺の極めて淡いハローや星の流れを調べる新宇宙望遠鏡ARRAKIHSを承認しました。暗黒物質の分布や銀河形成史の解明を目的とした、2030年末までの打ち上げ計画です。
火星生命探査はサンプル帰還の遅れなどで停滞感がある一方、各国で新たな火星関連計画が進んでいます。中国の天問2号やESAのエクソマーズ、NASAとRelativity Spaceの協力計画などが今後の焦点です。
Hensoldtの携帯型GNSS妨害装置SkyBarrierや、Xona Space SystemsのPulsar-0によるGPS妨害可視化が報じられました。衛星航法の妨害が広がる中、抗ジャムPNTや対妨害技術の重要性が高まっています。
恒星の連星系での惑星飲み込みの痕跡や、ホットジュピターの潮汐固定の有無など、恒星・惑星の進化を巡る研究が進みました。観測データから、惑星系の形成史や進化経路の違いが浮かび上がっています。
SpaceXの火星移住計画では、火星での妊娠・出産や子どもの発育の実現性が大きな課題として指摘されています。低重力、放射線、帰還困難性などが世代継承型の居住に立ちはだかっています。
NASAはRelativity Spaceと協力し、火星の風・気温・塵・雲を全球観測する火星大気観測ミッションを進める構想を発表しました。着陸リスク低減や将来の有人探査に役立つデータ取得が目的です。
ノースロップ・グラマンが米宇宙軍から契約を獲得し、妨害やサイバー攻撃に強い保護型衛星通信の試作機を開発しています。GEOStar-3を基盤にした拡張性の高い設計で、将来任務への対応力を高めます。
日本の研究機関では、火星生命探査や月・火星向けのロボティクス研究が進みました。火星生命探査の歴史的停滞が指摘される一方、NASAとの連携や小型ロボット技術の成果が将来の探査に活かされる見通しです。
JAXAは延期していたH3ロケット9号機によるみちびき7号機の打上げ日程を再設定しました。種子島宇宙センターから2026年8月に打ち上げ予定で、予備期間も設定されています。
JAXAなどが、SLIMから放出した月面ロボットLEV-2(SORA-Q)の自律移動成果を報告しました。約8cmの球形ロボットが月面で自律走行・撮影・通信を行い、自己回復や低コスト探査の有効性が示されました。
StarbaseではFlight 13に向けてPad 2の水張り試験や点検が進み、Pad 1でも再打ち上げに向けた作業が加速しています。打ち上げ再開を見据えた地上設備の整備が本格化しています。
Intellianの米国新拠点稼働やLyntrisによるNovium買収など、衛星通信・地上局・ロボティクス関連の供給網強化が進みました。NGSOやマルチオービット需要への対応が背景にあります。
Blue Originはニューグレンの爆発で損傷したフロリダの発射施設を再建し、年内の再打ち上げを目指しています。設備の一部は無傷だったとされ、BE-7エンジンの試験成功も報じられました。