チリのセロ・パチョンで、天の川銀河の衛星銀河である大マゼラン雲が撮影されました。小マゼラン雲との衝突により星形成が活発に行われている様子が捉えられています。
宇宙をテーマにした多様なコンテンツが登場しています。衛星データを学ぶボードゲーム「宙の知恵」、火星国家を描いた小説『ザ・セカンド・ワールド』、宇宙ニュースのクロスワードなど、楽しみながら宇宙に触れる機会が増えています。
中国は有人宇宙船「神舟22号」の打ち上げに向け、長征2号Fロケットへの推進剤充填を完了しました。打ち上げは北京時間2025年11月25日正午頃を予定しています。ミッションパッチには緊急対応を示すコードが含まれており、軌道上の神舟21号クルーも順調に作業を続けています。
鹿児島県主催の「デジワンGP」で、ドローンサービスや高校生のアイデアなど、宇宙・デジタル技術を活用した取り組みが表彰されました。特に離島勢の健闘が目立ちました。
ハッブル宇宙望遠鏡が、互いに重力の影響を及ぼし合う相互作用銀河「Arp 273」を撮影しました。その姿は一輪のバラのように見え、打ち上げ21周年を記念して公開されました。
中国で衛星IoTサービスの2年間にわたる商用トライアルが開始されました。地上、海洋、空中のデバイスを接続し、データ収集・伝送サービスを提供することで、新興産業の発展を支援します。
ロシアのソユーズMS-28宇宙船がロケットと統合され、カザフスタンの発射台へのロールアウト準備が整いました。機体にはカラフルな装飾が施されており、打ち上げに向けた最終段階に入っています。
NASAのMAVEN探査機が、地球から観測できない期間に彗星3I/ATLASの高解像度紫外線画像を撮影しました。これにより彗星から放出される水素が特定され、化学組成や起源の理解が進むと期待されています。
SpaceXはカリフォルニアとフロリダからStarlink衛星を相次いで打ち上げ、通信網を拡充しています。特にフロリダのケープカナベラルからの打ち上げにより、同地域の年間軌道打ち上げ回数が過去最多の100回に達しました。また、ポータブルな「Starlink Mini」の活用や、僻地へのサービス提供など、利用の幅も広がっています。
欧州宇宙機関(ESA)はドイツのブレーメンで閣僚理事会(CM25)を開催し、欧州の宇宙開発における重要な決定を行います。特に、2040年までに欧州が世界の宇宙経済で主導的な地位を確立するための「戦略2040」や、競争力と成長の促進が主要な議題となっています。
11月23日頃、土星の環が地球に対して真横になり、見えなくなる「環面通過」現象が発生します。この時、環は非常に薄くなり、普段は見にくい衛星などが観測できる可能性があります。
オマーンの通信事業者SCTが、エアバス社に同国初の静止衛星「OmanSat-1」を発注しました。この衛星は軌道上でカバレッジや容量を調整できる全デジタルソリューション「OneSat」を採用しています。
ULA(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)の新しいVulcanロケットの打ち上げプラットフォームが、初期技術テストのために移動を開始しました。この様子はライブ配信されています。
ロシアは2030年までに独自の極軌道宇宙ステーションを建設する計画を進めています。これはISSとは別にロシアの宇宙における独立性を高めるもので、北極地域の監視や安全保障への貢献が期待されています。
アストロスケールとHEO社が、宇宙領域把握(SDA)技術の協業を拡大する3年間の覚書を締結しました。両社は軌道上物体の監視・解析システムの開発を進め、同盟国の宇宙監視能力向上やデブリ管理に貢献することを目指します。
NASAのために開発された2機の衛星「Blue」と「Gold」が、地球から100万キロ以上離れた場所を火星に向かって航行しています。これらの衛星の状態はNASA Eyesで追跡可能です。
欧州宇宙機関(ESA)は2026年度のインターンシップを募集中です。また、ロケット打ち上げや星雲など、宇宙の神秘を捉えた「今週の画像」を公開し、宇宙への関心を喚起しています。
国際宇宙ステーション(ISS)から東アジアの夜景が観測されました。宇宙から地球を見下ろす体験は「オーバービュー効果」と呼ばれ、宇宙飛行士に国境のない一体感や環境保護への意識をもたらします。
アイルランド初の宇宙飛行士となるノラ・パッテン博士が、2026年後半以降にヴァージン・ギャラクティックで宇宙へ行く予定です。彼女はアイルランド独自の宇宙機関設立や産業への投資を訴えています。
米テキサス州サンアントニオは、商業宇宙産業とサイバーセキュリティ分野での投資誘致を進めています。宇宙サミットの開催や軍事キャンパスの誘致などを通じ、雇用創出を目指しています。
ドイツは新しい宇宙安全保障戦略を発表し、今後数年間で軍事宇宙プログラムに巨額の投資を行う計画です。再利用可能なスペースプレーンの開発や宇宙状況認識の向上などが優先事項とされ、欧州全体の防衛シフトの一環となっています。
インド宇宙研究機関(ISRO)は、12月15日にLVM3ロケットでAST SpaceMobile社の「BlueBird 6」衛星を打ち上げる予定です。この衛星は携帯電話への直接ブロードバンド接続を提供するためのもので、大規模な商用展開の始まりとなります。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、ビッグバンから約5億7千万年後の宇宙で急速に成長する超大質量ブラックホールを発見しました。これは従来の形成理論に疑問を投げかける発見です。また、この観測原理は中世の神父リチャード・フィッシュエーカーの思想と通じるものがあると話題になっています。