トルコはソマリア沿岸で国家主導の宇宙発射施設の建設を開始しました。地理的利点を活かし、独自ロケットによる打ち上げ能力の確保を目指しています。
SpaceXが従業員に対し、2026年頃に新規株式公開(IPO)を行う可能性を伝えたと報じられています。評価額は約8000億ドルに達し、火星計画やAIデータセンターへの資金確保が目的と見られます。
Blue OriginはNew Glennロケット第2段(GS2)のホットファイア試験を完了しました。また、火星探査を支援する通信オービター(MTO)の計画も明らかになっています。
Google、SpaceX、Blue Originなどの企業が、低軌道衛星群をAIデータセンターとして利用する計画を検討しています。24時間の太陽光利用やNIMBY回避が利点とされています。
火星のジャロサイト鉱物が過去の低温塩水環境を示す可能性や、木星の衛星エウロパのクモ状模様が地下からの噴出で形成された可能性など、惑星科学の新たな知見が得られました。
K2 Spaceが大型資金調達を実施し、ロンドンでは初のGlobal Space Awardsが開催されました。GMVはESAから対干渉アンテナ開発を受注するなど、企業の活動が活発です。
The Game Awardsで『Exodus』などの宇宙SFゲームが多数発表されました。また、映画『Supergirl』のトレーラー公開や、Disney+でのSF作品配信など、エンタメ分野での宇宙コンテンツが充実しています。
NASAは小惑星監視ミッションNEO Surveyor(2027年)、広視野赤外線観測を行うRoman宇宙望遠鏡、地球磁気圏を調査する小型衛星群CINEMAなど、将来の科学ミッションの準備を進めています。
トランプ次期政権のNASA長官候補ジャレッド・アイザックマン氏に対し、上院議員がSpaceXへの支払い額の開示を求めています。また、トム・クルーズの宇宙映画計画に関する過去の経緯も報じられました。
南アフリカ通信省は、Starlinkなどの国際衛星事業者が参入しやすいよう、株式保有要件(EEIP)を認める方針を指示しました。これにより、SpaceXのStarlinkサービスの同国での展開が加速する見込みです。
ブラックホールの活動性や潮汐破壊現象(TDE)の周期変動、JWSTによる「暗黒星」候補の発見、史上最長のガンマ線バーストなど、宇宙物理学分野で多数の研究成果が報告されています。
ハッブル宇宙望遠鏡が、赤色巨星から惑星状星雲へ急速に進化するカラバッシュ星雲の様子や、クエーサーと並んで見える渦巻銀河NGC 4319などの画像を公開しました。
インド宇宙研究機関(ISRO)は、AST SpaceMobile社の商用衛星BlueBird-6をLVM3ロケットで12月15日に打ち上げます。この衛星は大規模アンテナを展開し、携帯電話への直接通信を提供します。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測により、超高温スーパーアースTOI-561 bの昼側温度が予想より低く、厚い揮発性大気やマグマオーシャンが存在する有力な証拠が得られました。
Relativity SpaceはLaunch Complex 16でのインフラ建設を進めており、Terran Rロケットの打ち上げ運用に向けたエンジニア採用を強化しています。
中国の衛星打ち上げに伴うStarlink衛星との接近事案が発生し、衝突リスクへの懸念が高まっています。また、研究により衛星群が天文観測に深刻な光害をもたらすことが指摘されています。
アルテミスIIのバックアップ飛行士ジェニ・ギボンズが訓練を進行中です。NASAは月からの試料持ち帰りに向けた冷凍庫(LFS)の開発契約を締結し、ミッション準備を追うドキュメンタリー『Moonbound』を公開しました。
StarlinkがBaja 400オフロードレースで高速通信を提供し、過酷な環境での有用性を実証しました。また、SpaceXは直近のStarlink打ち上げミッションのライブ配信を告知しています。
SpaceXはフロリダ州のRoberts Road拠点で、Starship用の発射マウントやタワーモジュールの製造・組立を急速に進めており、同地での打ち上げ能力強化を図っています。
ESAとArianespaceは、Ariane 6ロケットによるGalileo測位衛星の打ち上げ(フライトVA266)を日本時間12月17日14:01頃に予定しています。ローンチキットが公開され、ESA Web TVでの生中継も行われます。
米宇宙軍はSpacepower 2025において、戦闘対応能力の向上や調達改革を強調しました。また、Space Force Associationは仮想の「National Spacepower Center」を発表し、教育やシミュレーションを強化します。
JAXAの小型実証衛星4号機(RAISE-4)が、2025年12月14日にRocket Lab社のElectronロケットで打ち上げられます。低軌道MIMO/IoT伝送装置や軽量膜展開構造などの技術実証機器を搭載しており、ライブ中継も予定されています。
ISS第74次長期滞在クルーは幹細胞研究などを実施しました。約8ヶ月滞在したNASAのジョニー・キム飛行士は、12月19日にミッション成果を報告する記者会見を行います。
中国は酒泉衛星発射センターから快舟11号(Kuaizhou-11)ロケットを使用し、AZSPACEの貨物実証衛星DEAR-5などを打ち上げました。また、海南からは長征12号による低軌道インターネット衛星の打ち上げも成功しています。
ULAは、AmazonのProject Kuiper向けブロードバンド衛星を搭載したAtlas Vロケットの打ち上げ準備を進めており、飛行準備審査(FRR)を完了しました。打ち上げは日本時間12月15日17:49にケープカナベラルから予定されています。
三大流星群の一つであるジェミニッド(ふたご座流星群)が12月13日夜から14日明け方にかけてピークを迎えます。小惑星フェートンの塵に由来し、条件が良ければ1時間あたり最大150個程度の流星が見られる可能性があります。
JAXAは、第2段姿勢計測装置のデータ異常により延期していたH3ロケット8号機の打ち上げを、原因特定と対策完了に伴い2025年12月17日11:00-12:00(日本時間)に再設定しました。搭載される準天頂衛星「みちびき5号機」は、既存の衛星と合わせて高精度測位を実現する予定です。
Intuitive MachinesはTelespazioと月周回通信・航法衛星の相互運用で提携しました。また、同社のBlue GhostミッションにはNASAのLuSEE-Nightなどの機器が搭載され、月面探査と商業利用を進めます。
TIME誌は、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(Webb)と火星探査車キュリオシティを、その科学的影響力と技術革新を評価し、「Best Inventions Hall of Fame」に選出しました。
中国は有人月面着陸に向けた長征10号の2026年デビューを計画しています。また、再使用ロケットの着陸試験や、洋上回収用と見られる無人船「Ling Hang Zhe」の整備など、技術開発を加速させています。