2月はArtemis IIの打ち上げウィンドウが開くほか、夜空では木星や火星などの惑星パレード、オリオン座の観測好機となります。NASAはこれらを「Skywatching Highlights」として案内しています。
イーロン・マスク氏が、SpaceXを自身の他の企業であるTeslaやAI企業xAIと合併させる案を検討していると報じられています。これにより、グループ内の技術統合やIPO前の企業価値向上を図る狙いがあるとの見方が出ています。
軍事衛星製造のスタートアップであるYork Space Systemsがニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しました。IPOにより資金を調達し、衛星製造能力の拡大を目指します。
SpaceXは、最大100万基の衛星からなる軌道上データセンターの構築をFCCに申請しました。高度500〜2000kmに展開し、宇宙空間での太陽光発電とレーザー通信を活用して、AI演算などの大規模コンピューティング需要に対応する計画です。
NASAは極超音速技術の研究を促進するため、SpaceWorksおよびStratolaunchと契約を締結しました。既存の機体を活用した低コストかつ高頻度な飛行試験手法の検討が行われます。
Blue Originは、準軌道宇宙船「New Shepard」の飛行を少なくとも2年間停止すると発表しました。これまで38回の飛行と98人の有人輸送を行ってきましたが、今後は人員と資源を大型ロケット「New Glenn」や月着陸船「Blue Moon」の開発、およびNASAのアルテミス計画支援に集中させる方針です。
Amazonの衛星ブロードバンド計画「Project Kuiper」の衛星32基が、2026年2月12日に欧州の新型ロケット「Ariane 6」で打ち上げられる予定です。これはAriane 6による同衛星網構築の第一弾となり、ミッションパッチも公開されました。
Blue Originの月着陸船「Blue Moon Mark 1」の実機が、熱真空試験を行うためにNASAジョンソン宇宙センターへ輸送されました。これは今年後半の打ち上げに向けた重要なマイルストーンとなります。
国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう「Crew-12」ミッションの乗組員が隔離に入り、打ち上げに向けた最終準備と記者会見を行いました。しかし、同じケネディ宇宙センターの発射インフラや回収リソースを使用するArtemis IIのスケジュール遅延の影響を受け、打ち上げ日は流動的となっており、最短でも2月11日以降、状況によっては2月19日以降に調整される可能性があります。
SpaceXはケープカナベラル宇宙軍基地からFalcon 9ロケットを使用して、29基のStarlink衛星(Group 6-101)を打ち上げました。衛星は予定された軌道に投入され、第1段ブースターはドローン船への着陸に成功しました。これによりStarlinkの総打ち上げ数は11,000基を超えました。
ALMA望遠鏡による観測で、合体銀河Arp 220の銀河核から吹き出す分子風が、秩序だった強力な磁場に沿って形成されていることが明らかになりました。この磁場は天の川銀河よりも遥かに強く、銀河の進化における磁場の重要性を示唆しています。
NASAの火星探査車Perseveranceは、Anthropic社の生成AIモデル「Claude」を活用して経路計画を行い、人手を介さずに火星表面を走行する実証実験に成功しました。AIは地形画像を解析してウェイポイントを生成し、探査車はこれに基づいて2日間で計450m以上を移動しました。
NASAは老朽化する火星周回機の通信能力を補うため、新たな火星通信中継衛星(MTO)の選定を急いでいます。商業パートナーとの連携により、2028年の打ち上げを目指しています。
ESAはグラスゴー大学と協力し、衛星通信と5Gネットワークを連携させた遠隔医療の実証実験を行いました。ロボットアームを用いた遠隔検診やドローンによる医薬品配送が含まれ、通信インフラが乏しい地域への医療提供を目指しています。
L3Harrisはミサイル部門をスピンオフさせる計画を発表しましたが、CEOは宇宙事業へのコミットメントを強調しました。SDA向けのミサイル追跡衛星の製造などが進行中です。
中国航天科技集団(CASC)は酒泉衛星発射センターから長征2号Cロケットを打ち上げ、アルジェリアの地球観測衛星「AlSat-3B」を予定軌道に投入することに成功しました。これは同月に行われたAlSat-3Aに続くミッションであり、防災や土地利用計画に活用されます。
NASAは、国際宇宙ステーション(ISS)への5回目の民間宇宙飛行士ミッション(Ax-5)の実施事業者としてAxiom Spaceを選定しました。ミッションは2027年1月以降に予定されており、約14日間の滞在が見込まれています。
欧州宇宙機関(ESA)は、衛星が大気圏に再突入して燃え尽きる過程を内部から計測する実証ミッション「Draco」を計画しています。得られたデータは、落下リスクを低減する「Design for Demise」技術の検証に利用されます。
米連邦航空局(FAA)は、ケネディ宇宙センター(LC-39A)におけるSpaceXのStarship/Super Heavyの運用に関する最終環境影響評価(EIS)を完了しました。年間最大44回の打ち上げと着陸を想定しており、騒音や環境への影響に対する緩和策を含め、承認に向けた重要なステップを通過しました。
欧州の衛星通信大手Eutelsatは、地上ネットワーク資産をEQT Infrastructureへ売却する計画を中止しました。条件が満たされなかったことが理由とされ、フランス政府の意向が影響したとの報道もあります。
ハッブル宇宙望遠鏡は打ち上げから35年を迎え、現在も現役で観測を続けています。新たに公開されたNGC 7722の画像では、過去の銀河合併を示唆する塵の帯が鮮明に捉えられています。
ロシアの通信衛星Luch-5A(Olymp-K)が、運用終了後の墓場軌道において分解・断片化したことが観測されました。外部デブリとの衝突の可能性も指摘されており、静止軌道周辺のデブリ環境への懸念が高まっています。
SpaceXは、Starlink衛星のセンサーデータを活用した宇宙状況把握(SSA)プラットフォーム「Stargaze」を発表しました。軌道上の衝突リスク判定を迅速に提供するもので、安全な宇宙運航を促進するために無償で提供される計画です。
中国航天科技集団(CASC)は、再利用可能な推力240トン級ケロシン・液体酸素エンジンの長時間燃焼試験を完了しました。これは中国の次世代再使用ロケット開発に向けた技術進展を示しています。
ブリュッセルで開催された第18回欧州宇宙会議では、欧州の宇宙アクセスの自律性、産業競争力の強化、および宇宙の安全性(SST等)が主要な議題となりました。米国や中国との投資格差に対する危機感も共有されました。
韓国はRocket LabのElectronロケットを使用し、超小型衛星コンステレーションの検証衛星(NEONSAT-1A)を打ち上げました。衛星は予定軌道に投入され、地上局との交信に成功しました。今後、朝鮮半島の監視体制強化に向けた量産機の展開が計画されています。
NASAは有人月周回ミッション「Artemis II」に向けたSLSロケットのウェットドレスリハーサル(燃料充填試験)を、フロリダの寒波と強風予報のため延期しました。これにより、打ち上げ候補日は最短で2月8日以降(その他の候補は10日、11日)にずれ込む見通しです。乗員は訓練を継続しており、試験結果次第で日程が確定します。
ウクライナ国防省は、ロシア軍が攻撃ドローンにStarlink端末を搭載して長距離制御を行っている証拠を確認したとし、SpaceXに対策を要請しました。SpaceXは迅速に対応し、不正利用を防ぐための措置を講じていると報じられています。
NASAとインド宇宙研究機関(ISRO)が共同開発するNISAR衛星が取得した、ミシシッピ川デルタの合成開口レーダー(SAR)画像が公開されました。LバンドとSバンドを組み合わせることで、植生や地表の変化を詳細に捉える能力が示されています。
中国の500メートル球面電波望遠鏡(FAST)が、繰り返される高速電波バースト(FRB)の信号変化を長期観測し、その発生源が超新星残骸の中にある若いマグネターである可能性を示唆するデータを取得しました。