United Launch Alliance (ULA) のCEO Tory Bruno氏が約12年の在任を経て辞任した。後任にはCOOのJohn Elbon氏が暫定CEOとして就任した。Bruno氏はVulcanロケットの導入などを主導した。
ANAとJAXAは、定期旅客便に観測装置を搭載し、大気成分を自動観測する実証実験を開始した。衛星データと組み合わせた高精度な観測網構築を目指す。
ロシアの企業Buro-1440が、自社の低軌道インターネット衛星の軌道上写真を公開した。これはロシア版Starlinkとも呼ばれるコンステレーション計画の一部である。
JAXAと三菱重工はH3ロケット8号機を打ち上げたが、第2段エンジンの燃焼が予定より早く停止し、搭載していた測位衛星「みちびき5号機」の軌道投入に失敗した。フェアリング分離時の衝撃や水素タンクの圧力低下、漏洩の可能性が指摘されており、原因調査が進められている。
日本政府は宇宙基本計画工程表を改訂し、民間ロケット支援のための1兆円規模の基金活用や、具体的な打ち上げ計画の明記など、官民連携による宇宙産業強化の方針を示した。
Rocket LabはElectronロケットにより、日本のQPS研究所の小型SAR衛星QPS-SAR-15号機「スクナミ-I」を打ち上げ、軌道投入に成功した。衛星との交信やアンテナ展開も確認されている。
クリスマスから年末にかけての天体ショー情報や、ISS滞在クルーからのホリデーメッセージ、KIBO宇宙放送局による年越しライブ配信などが予定されている。
CACI Internationalは、宇宙防衛技術企業のARKAを26億ドルで買収することで合意した。これによりCACIは宇宙センサーや光学通信分野の能力を強化する。
日本のスタートアップ「将来宇宙輸送システム (ISC)」は、米国での試験計画を中止し、開発体制を日本中心に切り替えることを発表した。2028年の打ち上げを目指す。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) により、初期宇宙の「ブラックホール星」の可能性や、近傍の矮小銀河の相互作用など、新たな天文学的発見が報告された。
中国は有人宇宙ステーションの運用を継続しつつ、次世代貨物船「青舟」の開発や、小惑星探査機「天問2号」の打ち上げ計画などを進めている。
NASAのチャンドラX線観測衛星チームが、冬をテーマにした天体の合成画像を公開した。クリスマスツリー星団などが紹介されている。
Vantor社の衛星が故障したStarlink衛星を高解像度で撮影した。また、ロシアによるStarlink妨害兵器の噂や、サービスエリアの拡大についても報じられている。
Blue Originのフロリダでの排水許可更新に対し地元で懸念の声が上がっている。一方で、New Shepardロケットの37回目の飛行は成功した。
インターステラテクノロジズは、複数の超小型衛星を連携させて通信する編隊飛行技術に向けた、アレーアンテナの地上原理実験に成功した。スマホとの直接通信(D2D)実現を目指す。
SpaceXはStarshipの次のフライトやVersion 3の開発に向け、ブースターの製造や地上設備の整備を急速に進めている。
北海道スペースポートと三井物産の提携、和歌山での新会社WALL設立、タカラスタンダードの宇宙事業参入など、日本の地域や異業種企業による宇宙ビジネスへの取り組みが活発化している。
NASAの安全委員会は、ボーイングのStarlinerミッションにおけるスラスター問題への対応について、より早期に重大性を認識すべきだったと指摘した。
NASAのアルテミス2ミッションのクルー4名が、ケネディ宇宙センターで打ち上げ当日の手順を確認するドレスリハーサルを実施した。SLSロケットへの搭乗手順などが確認された。
ESAのMars Expressなどのデータから、火星のダストデビル(塵旋風)のカタログが作成され、風速などの特性が明らかになった。
NASAはSpaceXのCrew DragonによるISSミッション「Crew-12」の搭乗員4名を発表した。打ち上げは2026年2月以降の予定。
欧州宇宙機関 (ESA) は、Ariane 6およびVega Cロケット向けの新型固体ブースターP160Cの適格性確認を完了した。
インド宇宙研究機関(ISRO)はLVM3ロケットを使用し、AST SpaceMobileの大型通信衛星BlueBird Block-2を打ち上げる予定。これはISROにとって最大質量の商業ペイロードとなる。
韓国のInnospace社はブラジル・アルカンタラ宇宙センターから初の商業ロケットHanbit-Nanoを打ち上げたが、離昇約30秒後(Max-Q付近)に爆発し墜落した。機体は安全区域内に落下し被害はなかった。原因は調査中だが、技術的な問題の可能性が高い。
SatVu社の熱探知衛星が、テキサス州の大規模ビットコイン採掘施設の熱排出を捉えた画像が公開され、エネルギー消費の可視化における有用性が示された。
JAXAのX線分光撮像衛星XRISMが、超新星残骸カシオペアAから塩素やカリウムなどの元素を検出し、元素合成のプロセスに関する新たな知見をもたらした。
中国は酒泉から長征12Aロケットの初飛行を実施し、軌道投入には成功したものの、第1段の着陸回収試験は失敗したとみられる。SNS上には発射台の様子や、落下・炎上する第1段の映像などが多数投稿されている。
ハンガリーの通信大手4iGの子会社が、米国の商業宇宙ステーション開発企業Axiom Spaceに1億ドルを出資する契約を締結した。技術協力や合弁事業の展開を目指す。
ハッブル宇宙望遠鏡が、巨大な原始惑星系円盤「Dracula's Chivito」を撮影した。この円盤は非対称な構造を持ち、惑星形成の研究において重要な対象となる。
今週は米国、中国、インド、ロシアなどで計9機のロケット打ち上げが予定されており、活発な宇宙活動が見込まれる。