NASA主導の100万件超の観測分析で、太陽風が強まるほど地球上層大気の電流も増加し、従来の上限は観測手法による見かけの現象である可能性が示された。極端な磁気嵐が衛星、GPS、通信、電力網へ想定以上の影響を及ぼす懸念もある。
Starship V3の第13回試験飛行は、スーパー・ヘビーの複数のラプターエンジンが点火しなかったため発射台上で自動中止となった。SpaceXはラプター2基を交換し、数日後から翌週前半の再試行を目指している。試験ではStarlink V3衛星20基の放出や両段の海上着水を計画していた。
SpaceXはカリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9で、米宇宙開発局SDAの第3期Tranche 1 Transport Layer E向け衛星21基を低軌道へ投入した。第1段B1103は無人船Of Course I Still Love Youに着陸し、同ミッションで計画衛星数の半数に当たる63基が軌道投入された。
NASAの次世代赤外線望遠鏡は組み立てと試験を完了し、ケネディ宇宙センターへ搬送されて最終点検に入った。SpaceXのFalcon Heavyで2026年8月30日頃の打ち上げを予定し、暗黒エネルギー、暗黒物質、系外惑星を調査する。5年間で数万の惑星と数十億の銀河を観測する計画である。
ISROではここ数カ月に100人超の科学・技術職員が辞職または早期退職を申請し、民間企業の高待遇や柔軟な職場環境が背景とされる。宇宙省はガガニャーンなど重要ミッションに関わるGroup A職員の退職申請を省レベルの審査・承認に一本化した。
セルビアはNASA本部でアルテミス合意に署名し、平和的・透明で責任ある月探査への参加を表明した。将来、月面基地向けの科学・技術ペイロードやキューブサット提供などの協力機会が開かれ、署名国は69か国となった。
地球から約48〜50光年離れた系外惑星LHS 1140 bで、マゼラン望遠鏡が上層大気から流出するヘリウムの兆候を観測した。赤色矮星の強い放射線下でも大気を維持し、液体の水が存在し得る温度の可能性があるが、生命の証拠ではなく、JWSTなどによる追加観測が必要である。
Globalstarは衛星・地上通信の拡大と衛星網刷新を進め、2026年第1四半期は売上高が前年比17%増となった。Amazonとの買収契約は2027年の完了を予定し、Appleからの前払いを活用した交換衛星の打ち上げも進めている。
JAXAと三菱重工は秋田県の能代ロケット実験場で再使用ロケット技術の実証機RV-Xを試験した。機体は発射台から上昇して空中停止した後、同じ発射台へ安全に着地した。
インドの民間宇宙企業Skyroot Aerospaceは、民間開発の軌道級ロケットVikram-1を2026年7月18日にスリハリコタから打ち上げる予定である。初飛行ではインド製衛星5基とドイツ製衛星1基の計6基を低軌道へ投入する。
Kinecore-2は灯油と液体酸素を使用する推力110トン級エンジンで、220秒と400秒の燃焼試験を実施し、単一エンジンの累計燃焼時間は620秒に達した。試験機1基では2,000秒超、開発機全体では5,000秒超を記録し、2028年までの外部調達エンジン置き換えと1段再使用化を目指している。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、約44億年前のMACS J0553.4-3342で、ほぼ同じ質量を持つ2つのサブクラスターが活発に合体する様子を捉えた。それぞれの中心には、巨大で明るい楕円銀河が確認された。
SwRI主導の数値モデルでは、小惑星帯の木星3:1共鳴付近で生じた破片の約半分がすぐに内惑星系へ流入し、さらに約25%がヤルコフスキー効果によって1億〜1億5000万年かけて移動した可能性が示された。地球では月より約20倍多く大規模衝突が起き、寒冷化や生物圏の変化などに影響した可能性がある。
ジェゼロ・クレーター縁の約3.9億年前の地層から、6種類の岩石と大量のガラス質粒子が重なる約75メートル厚の構造が見つかった。巨大衝突による傾斜や後続衝突の影響を受けており、採取コアを地球で年代測定できれば初期火星の衝突頻度を解明できる可能性がある。
ブラックホール合体後のリングダウン周波数から、質量や自転速度を測定し、一般相対性理論を検証できる。将来のEinstein Telescope、Cosmic Explorer、LISAによって複数の振動モードを高精度に観測できれば、暗黒物質や量子効果などの検証にもつながる。
FCCは、約18メートル四方の反射衛星Earendil 1の打ち上げを承認した。天文学界は観測者の眼への影響や夜空の明るさの増加を懸念し、大規模コンステレーション化すれば星空観測が困難になる可能性を指摘している。
2つの研究チームが、ベータ・ピクトリス系の最外周を公転する3番目の巨大ガス惑星を独立に発見した。ベータ・ピクトリスdは木星の約2.4倍の質量で恒星から26天文単位離れ、直接撮像で確認された最軽量級の系外惑星となる可能性がある。
8月12日の皆既日食はグリーンランド、アイスランド、スペイン北部などを通過し、皆既時間は最長2分18秒となる。NASAはWB-57高高度機3機で太陽コロナを観測し、学生らも気球を使って重力波や宇宙線を調査する。NASAのDynamic Eclipse Broadcastチームはスペインから映像配信と科学観測を行う。
ベラ・C・ルービン天文台が32億画素カメラによる南天全域の長期観測を開始した。3〜4夜ごとに空を撮影して突発現象や天体の変化を追跡し、暗黒物質や暗黒エネルギーの研究にも活用する。
Xonaは2026年10月にPulsar量産機6基を打ち上げ、2027年の初期サービス開始を目指している。GPSの約100倍の信号強度と妨害範囲を95%縮小する実証結果を基に、最終的に258基を展開し、数センチ級測位と10ナノ秒級の時刻同期を実現する計画である。
ノルウェーのスバールバル諸島で観測される、磁力線に沿わず1分未満で消える断片的オーロラの解明に次世代レーダーEISCAT_3Dが利用される。電離圏を3次元観測し、オーロラ、宇宙天気、スペースデブリの監視に役立てる。
米国側は宇宙機間および宇宙から地上への無線送電、受電装置、小型軽量化技術の提案を募集している。採択企業は12カ月以内に実験室実証、24カ月以内に軌道上試験を目指し、2030会計年度までの実用化と軍用機器・遠隔地への給電を想定する。
英国はDefence Space Academyを通じた専門部隊6個の新設、宇宙システム部門の設立、軍事宇宙望遠鏡Noctis Oneや監視システムBorealisの運用を計画している。4年間で航空・宇宙分野に310億ポンドを投資し、既存組織をAir and Space Commandへ改称する方針である。
米国宇宙軍は中国の対衛星能力やロシアの核搭載対衛星システム、電磁妨害を主要脅威と認識している。SDAで培った迅速調達を拡大し、予算を711億ドル規模へ増額するとともに、軍人・文民計4,800人を追加する計画が示された。
NASAとロスコスモスの首脳がバイコヌールで会談し、ソユーズMS-29によるISSへの宇宙飛行士輸送や衛星コンステレーション間の衝突回避で連携を確認した。一方、ロシア区画PrKトンネルの空気漏れ再発が安全上の懸念として残っている。
NASAのタイタン探査ミッションは2028年7月以降の打ち上げを予定しており、探査機には約850枚の断熱タイルを装着する。2034〜35年の到着後、少なくとも3年間にわたり極低温環境のタイタンを探査する計画である。
2022年のDART衝突実験により、Dimorphosの公転周期は33分短縮され、放出された破片雲の反動が効果を増幅したことが確認された。DidymosからDimorphosへ物質が移動した直接証拠も見つかり、惑星防衛技術の理解が進んだ。
JAXAとESAのComet Interceptor計画に向け、ひさきの観測データや光伝播モデル、吸収セル実験を統合した分析手法が開発された。超小型紫外線望遠鏡でも彗星の水素同位体比を高精度に測定できる可能性が示された。