SpaceXはStarship Flight 14に向け、Ship 41の静的燃焼試験を完了し、Booster 21のパッド2搬入と試験準備を進めています。Flight 14は2026年9月15日以降が候補で、Ship 40の回収や後続機、Gigabay、発射設備の整備も進行中です。
ESAはThales Alenia Space主導の欧州企業連合と月着陸船Argonautの契約を締結しました。最大1,800kgの貨物を月面へ輸送し、2030年の機体納入、2031年の初運用ミッションArgoNETを目指します。Ariane 64で打ち上げ、将来の無人・有人月探査や月面インフラを支援します。
SpaceXは8月25日、Falcon 9でStarlink衛星29基をケープカナベラルから打ち上げました。第1段B1067は37回目の飛行・着陸となり、無人船A Shortfall of Gravitasへ帰還しました。衛星展開が確認され、夜空に発光する排気雲も観測されました。
中国は8月25日、太原衛星発射センターから長征6C Y1を打ち上げ、7機の衛星を太陽同期軌道へ投入しました。長征シリーズ通算665回目の飛行で、中国商業衛星メーカーによる海外顧客向け衛星の打ち上げや、SAR衛星・教育衛星などの搭載が特徴です。
Ariane 62は8月27日、フランス領ギアナから気象衛星MTG-I2を静止トランスファ軌道へ投入する予定です。2026年のAriane 6として4回目で、GTOミッションとしては初となります。衛星は欧州の気象を高頻度で観測し、暴風雨や熱波の監視に貢献します。
NASAのNancy Grace Roman宇宙望遠鏡は、8月30日にSpaceXのFalcon Heavyで打ち上げ予定です。地球から約150万〜160万kmのL2で運用し、ハッブル級の解像度で100倍以上広い範囲を観測します。暗黒物質・暗黒エネルギー、宇宙膨張、系外惑星などの研究を行います。
NASAのアニル・メノン宇宙飛行士とESAのソフィー・アデノ宇宙飛行士がISSで船外活動を行い、故障した宇宙・地上通信アンテナの交換用アンテナを設置・接続しました。通信システムの冗長性回復が目的で、アデノ宇宙飛行士にとって2回目の船外活動でした。
中国の月探査機嫦娥7号は、月南極の氷資源を調査する打ち上げが2027年以降に延期されました。長征5号と発射台へ移された後に中止され、悪天候や技術的問題が原因となった可能性があります。
LandSpaceは再使用ロケット朱雀三号で衛星投入と第1段の陸上垂直着陸に成功しました。液体メタン・液体酸素を用い、将来は低軌道へ18.3トンを投入する計画です。
ロシアのRassvet-3および第2グループの衛星は、予定高度へ到達できず、軌道上昇に苦戦しています。一部衛星は高度300km未満まで降下し、再突入に向かっているとみられます。
みちびき7号機が準静止軌道の運用位置に到着し、原子時計など測位ペイロードの機能確認を開始しました。8月11日の打ち上げ後、遠地点噴射と静止化を経て東経約184.5度、高度約36,000kmへ投入されました。
ESAは最後のCluster衛星SambaとTangoを南太平洋上で再突入させ、航空機から再突入過程を観測する計画です。収集データは衛星の安全な焼却やゼロデブリ設計の改善に活用されます。
米政府は2030年までに年間1,000回超の打ち上げ・再突入を目指し、宇宙インフラ投資、許認可迅速化、官民連携を推進します。連邦所有地への宇宙港増設も検討され、商業月物流網や火星向け商業ロボットミッションの構築をNASAに求めています。
SpaceXとNVIDIAは、NVIDIA製Vera Rubin NVL72を搭載した宇宙向けAI計算システムを開発しています。2027年第4四半期の初打ち上げと2028年の大規模展開を計画し、軌道上でAI処理を行うデータセンターを目指します。
月南極の永久影では低温・低紫外線環境により微生物が長期間生存できる可能性が示されました。アルテミス計画の候補地点には複数の微生物が1週間以上生存可能な場所があり、有人探査前に持ち込まれる微生物の基準データ整備が必要とされています。
現在の技術では、火星全体のテラフォーミングは二酸化炭素不足や莫大な費用のため困難です。低重力、土壌毒性、閉鎖環境での心理的問題、他生命への影響も課題となり、専門家は回転式宇宙居住区をより現実的な選択肢として挙げています。
火星探査機が撮影したフォボスの画像を過去記録と比較し、軌道変化の分析が進められています。フォボスは遠い将来に火星へ衝突する可能性があるとされています。
太陽圏は過去数百万年間に星間雲の影響で地球軌道より内側まで縮小した可能性があり、地球の大気や氷期に影響したとする研究が紹介されました。若い太陽のフレア粒子が一酸化二窒素を生み、初期地球の温暖化に寄与した可能性も示されています。
2006年にIAUが冥王星を準惑星へ分類した判断をめぐり、再び議論が注目されています。冥王星は山脈、氷河、大気を持つ活発な天体であり、科学的価値に加えて文化的・感情的な愛着も再分類支持の背景となっています。
宇宙環境が細胞修復、炎症、ストレス防御、心血管機能に関わる遺伝子へ与える影響の解析が進められています。また、NASAのOCO-2・OCO-3は二酸化炭素の排出源と吸収源を観測し、農業や森林・生態系の監視に活用されます。
衛星画像と標高データの分析から、ミシシッピ川デルタでは湿地の成長による相殺を上回る年間約38万トンの炭素が純減していることが示されました。ハリケーン後の侵食拡大も確認され、NASAは陸海間の炭素移動モデルを開発しています。
ESAのSentinel-1観測で、ペーターマン氷河から約76平方kmの浮氷舌が分離したことが確認されました。北極圏では2020年以来最大規模とされ、海洋温暖化や気候変動との関連、海面上昇への影響が懸念されています。
衛星間レーザー通信による高速データ中継、軌道上で太陽光を衛星へ送るエネルギー網、展開型大型太陽電池アレイなどの開発が進展しています。通信・電力インフラを大規模コンステレーションや宇宙データセンターへ提供する構想が拡大しています。
接近衛星をAIとセンサーで検知し、高出力マイクロ波で妨害する衛星防衛システムや、衛星上で周囲の天体を自律追跡するStarling実験が進んでいます。GNSS妨害の監視、ジャミング発信源推定、宇宙兵器への警戒など、宇宙安全保障技術への関心が高まっています。
Planetは反応ホイールとCMGを組み合わせ、衛星の姿勢変更を高速化しました。SedaroとNOVAは衛星群の指令を事前検証する半自律運用を実証し、衛星コンステレーションの観測効率と運用自動化の向上を目指しています。
ハイパースペクトルデータ市場ではAIと政府調達が実用化を後押しし、市場拡大が予測されています。光学・ハイパースペクトル観測と衛星間リンクを組み合わせ、防衛、炭素排出検証、環境監視へ短時間で情報提供するコンステレーション計画も進んでいます。
JAXAは地球接近天体の発見・追跡と衝突回避に取り組み、はやぶさ2のトリフネ接近で緊急探査や衝突技術の有効性を実証しました。Heraや2029年に接近するアポフィスの国際探査、小型NEOの観測強化が今後の課題です。
ISSの日本実験棟「きぼう」に搭載されたMAXIが、明るいX線新星MAXI J1750-327を発見しました。光学・電波・X線の追跡観測からブラックホール連星の可能性が高く、MAXI新星として38例目となります。
米宇宙軍は独自の文化と視覚的アイデンティティを示す制服を導入しました。また、エリック・ヘルナンデス・バケロ氏が宇宙取得・統合担当次官補に就任し、取得改革や戦闘員向け統合能力の強化を進めます。
Katalyst SpaceはNASAのSwift宇宙望遠鏡救援を目指し、LINK宇宙機を短期間で開発・打ち上げました。軌道上の制御トラブルにより捕獲・軌道上昇は見送られましたが、将来のランデブーや衛星修理に向けた知見を得ました。